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米国株が続伸、感染再拡大で終盤失速-金は7年ぶり高値

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米株式相場は続伸。一部の州で新型コロナウイルスの感染拡大が顕著になり、経済活動が鈍る可能性が懸念され、引けにかけて上げ幅を縮小した。金も続伸し、2012年以来の高値を付けた。

  • 米国株は続伸、ウイルス感染拡大を警戒し上げ幅縮小
  • 米国債はほぼ変わらず、10年債利回り0.71%
  • ドルは軟調、欧米の経済統計が景気改善を示唆
  • NY原油先物は小反落、在庫増の観測で
  • NY金先物は3日続伸、7年ぶり高値-感染再拡大で

  S&P500種株価指数は1.2%上昇した後、上げ幅を縮小。米南部や南西部の局地的な感染拡大が明らかになり、活動を再開したばかりの経済への影響が意識された。ナスダック総合指数は過去最高値を更新。経済が成長の勢いを取り戻すことに投資家の関心は集中しており、勢いが後退しても、政府の支出拡大や米連邦準備制度理事会(FRB)による救済が入るとみられている。

  エドワード・ジョーンズの投資ストラテジスト、ネラ・リチャードソン氏は「悪いニュースが出ても追加の刺激策につながると考えれば、さほど悪いニュースではなくなる。市場は行動の素早さにも反応している。大恐慌までさかのぼっても、連邦政府と金融当局がこれほどまでに迅速に対応したリセッション(景気後退)はない。米国だけでなく、世界中でそれが言える」と解説した。

  アップルやアマゾン、フェイスブックはいずれも大きく上昇。床材のモホーク・インダストリーズや外食のダーデン・レストランツ、コンサート興行会社ライブ・ネーションなども買いを集めた。

  S&P500種は0.4%上昇の3131.29。ダウ工業株30種平均は131.14ドル(0.5%)高い26156.10ドル。ナスダック総合指数は0.7%高い10131.37。米国債市場はほぼ変わらず。10年債利回りは0.71%。

  外国為替市場ではドルがカナダ・ドルを除く主要10通貨に対して下落。米国とユーロ圏から景気の持ち直しを示唆する統計が出た。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%下落。ドルは対円で0.4%下げて1ドル=106円52銭。 ユーロは対ドルで0.4%高い1ユーロ=1.1306ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は4日ぶりに小反落。米エネルギー省が24日に発表する統計で原油在庫が再び増加するとの見通しから売りに押された。ただ、トランプ大統領が中国との第1段階貿易合意は「全く損なわれていない」と説明。補佐官の発言を否定する格好となったため、原油相場は3カ月ぶり高値を付ける場面もあった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は36セント(0.9%)安の1バレル=40.37ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は45セント安の42.63ドル。

  ニューヨーク金先物相場は3日続伸。新型コロナ感染の再拡大を受け、逃避目的の買いが入り、7年ぶり高値となった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.9%高の1オンス=1782ドルで終了。中心限月の終値としては2012年10月4日以来の高値となった。

原題:U.S. Stocks Rise With Virus Spread Tempering Gains: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries End Mixed With Curve Steeper; 2-Year Auction Well Bid(抜粋)

Dollar Declines as Data Suggest Improving Economy: Inside G-10(抜粋)

Oil Falls From a Three-Month High Before Key Inventory Report(抜粋)

PRECIOUS: Gold Futures Close at Seven-Year High on Virus Angst(抜粋)

(第4-5段落にストラテジストのコメントと個別銘柄の動きを加えます)
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