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新型コロナは静かに広がる、北京の現状見よ-暗く湿った場所に潜伏か

  • 「1カ月前に感染始まった可能性」と疾病コントロールセンター主任
  • 感染し増える前に暗く湿度の高い環境に潜んでいたことも考えられる

発熱と悪寒の症状のある中国・北京市の52歳の男性が11日、新型コロナウイルス検査で陽性と判明した。食品卸売市場「新発地」に買い物に行った8日後のことだ。北京での感染者の確認は55日ぶりだったが、今や200人を突破した。

  北京での感染再拡大は、ウイルス伝染の連鎖を断ち切ったかに思われる諸外国に厳しい警鐘を鳴らす。感染者の大部分が軽症か無症状という特性のため、ウイルスは数週間ないし数カ月かけて静かに広がる。

  中国疾病予防コントロールセンターの高福主任は上海で先週開かれた会議で政府顧問らに対し、「非常に多くの無症状ないし軽症患者が周囲に多くのウイルスを既に拡散させ、1カ月前には感染が始まった可能性がある」と指摘。ウイルスが人に感染して増える前に暗く湿度の高い環境に潜んでいたこともあり得ると分析した。

  北京の状況は、効果的なワクチンがない限り、静かに広がる感染をなくすことが難しい現状を浮き彫りにする。感染対策で政府に助言するオーストラリア国立大学メディカルスクールのピーター・コリニョン教授(臨床医学)も「どこであれ撲滅されたとは考えられない」との見解を示した。

Beijing Moves To Contain Fresh Cases Of COVID-19

女性に核酸検査を行う防疫担当職員(北京、6月20日)

写真家:Kevin Frayer / Getty Images

原題:Beijing Outbreak Shows Covid-19’s Insidious Ability to Hide(抜粋)

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