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アップル、自社設計チップ搭載Mac年内発売-脱インテル前進

更新日時
  • マック用新プロセッサー、バッテリー寿命やセキュリティーを改善
  • 15年にわたるインテルとの提携に抜本的変化
MacBook Pro 

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Apple

アップルは、自社で設計したプロセッサーを搭載した「Mac(マック)」コンピューターを発売する計画だと正式に発表した。同社がこれまで半導体を調達してきたインテルとの15年に及ぶパートナーシップに、抜本的な変化が訪れた。

  アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は22日、オンライン形式で行われた開発者向け会議「WWDC」で、自社設計したチップを搭載したマックの第1号を年内に発売すると明らかにした。インテル製プロセッサーを使ったモデルにも取り組んでいるとも述べた。

  クックCEOは「私たちが大胆な変更を行うときにはシンプルだが強力な1つ理由がある。それによって、はるかに優れた製品を作ることができるからだ」と語った。

  プロセッサー担当責任者のジョニー・スルージ氏によると、新チップの採用により、アップルはセキュリティーとバッテリー寿命が改善されたコンピューターの構築が可能になる。開発者はソフトウエアをスムーズに実行するために、新製品と互換性のあるバージョンのアプリをコンパイルする必要があるものの、アップルは古いアプリを新システムで実行するためのフォールバックを提供する。

  マイクロソフトとアドビシステムズは既に「Office」と「Photoshop」のアップデートに着手していることもアップルは明らかにした。

  アップルは22日のWWDCで、自社製品向けソフトウエアの改良も紹介。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」用の新基本ソフト(OS)「iOS 14」では、ホーム画面を2007年の同製品発売以来最も抜本的に刷新し、グーグルの基本ソフト「アンドロイド」に近づける。格子状に並ぶアプリの間にウィジェットを配置でき、さまざまなサイズに設定して天気やカレンダーの情報を表示できる。

  「アップルウオッチ」の新OSでは、睡眠追跡や手洗い検知のツールも搭載される。

  ただ、最も重要な変更はマックだ。アップルは「Big Sur」と称するマック用次期OSを提供し、新プロセッサーをサポートする。デザインはアイフォーンや「iPad(アイパッド)」に似ており、丸みのあるアプリアイコンや通知センター、「iOS 14」の新しいウィジェット機能などを備える。メッセージアプリとマップアプリは、モバイル用アプリで利用可能な多くの機能を採用。ウェブブラウザーの「Safari」は翻訳ツールを搭載し、カスタマイズ可能なホームページに変わる。

  アップルとインテルのパートナーシップは05年に締結された。インテルは当時優勢だった「ウィンドウズ」OS搭載パソコンをアップルが追い上げるのを支援していた。しかし、アップルは相前後して、英半導体開発大手アームの設計をベースにしたよりエネルギー効率の良いモバイル端末用プロセッサーの開発に取り組んでいた。同社はこうしたプロセッサーをアイフォーンやアイパッドで引き続き使用している。

  近年はアップルのモバイルチップの速度と電力効率が急速に向上していたが、インテル製部品の改良ペースは鈍化していた。この問題にいら立ったアップル幹部が、マックに適したより強力なプロセッサーの開発を担当部門に迫っていたと事情に詳しい関係者は明らかにした。

原題:Apple-Made Computer Chips Coming to Mac, in Split From Intel (2)(抜粋)

(詳細を追加して更新します)
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