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誰も買わない中国の大手銀行株に割安感-予想PBR、わずか0.7倍

  • 「市場は過度の悲観を織り込んでいる」-上海少薮派投資の周良氏
  • 「多くの人々が銀行セクターを誤解している」とも指摘

ほとんどの投資家にとって、中国の銀行株購入は今年の負け組が採る戦略のように見えるだろう。

  超低金利と不良債権増加懸念の中で、政府から利益を抑えるよう圧力を受け、中国の大手上場銀行は2020年に入り株価が13%下落。予想株価純資産倍率(PBR)はわずか0.7倍と、世界金融危機以前の最低水準に近づいている。

  運用資産約100億元(約1500億円)の上海少薮派投資管理を創業したファンドマネジャーの周良氏は、銀行株の割安感は極めて魅力的で、利益・不良債権悪化を巡る最悪のシナリオがすでに株価水準に反映されているとみている。

Chinese banks trade around lowest multiple to book value in over a decade

  周氏は電話インタビューで、「市場は過度の悲観を織り込んでいる」と述べ、「多くの人々が銀行セクターを誤解しているとわれわれは考えている」と明かした。

  中国の「4大銀行と大手株式制銀行は不良資産がほとんどなく、資産の質に関して何の問題もない」と指摘。「株主資本利益率(ROE)が比較的高く、米国の銀行と比べると人件費と賃貸料が安いため、営業コストが低い水準だ」とも話した。

  金融データ提供のイースト・マネー・インフォメーションによれば、周氏の旗艦ファンドは過去5年間、中国本土株の指標CSI300指数を150ポイント余り上回る運用成績を収めている。

原題:China Investor Buys Dirt Cheap Bank Stocks Nobody Else Wants (1)(抜粋)

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