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任天堂、スマホゲームの「実験」は成果上がらず-ゲーム機に回帰

任天堂のスマートフォンゲーム事業の存在感が薄れている。同事業からの売り上げが期待外れだった上、「あつまれどうぶつの森」の成功で家庭用ゲーム機スイッチの人気が加速したためだ。

  古川俊太郎社長は2年前、毎年2、3本のスマホ向けゲームをリリースするという前社長の発言に基づき、早期に年間1000億円の売り上げを目指したいとしていた。投資家の間では任天堂が大きく市場を開拓するとの期待が高まった。しかし、古川社長は5月の決算説明会で、モバイル市場に何本もの新しいアプリを継続して投入していく考えはないとして方針を転換した。

Mobile Malaise

Nintendo's phone games have floundered in an otherwise booming market

Source: Sensor Tower

Year-on-year revenue change for period Feb. 1 to May 31

  スマホ向けゲームの販売は、競合相手が新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出制限の下で記録的な収益を上げる中、大きく落ち込んだ。米調査会社センサータワーによると2月から5月までの間に「スーパーマリオラン」など主要ゲームの売り上げが前年同期比で減少する一方、他社の「ライズオブキングダム-万国覚醒-」や「ロブロックス」は2倍以上に拡大した。

  スイッチ向けゲームの「あつまれどうぶつの森」は、新型コロナの感染が再拡大する恐れを背景に根強い人気で、任天堂の株価を約12年ぶりの高値水準に押し上げた。

  任天堂の広報担当者は、コメントを控えるとしている。

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