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EU、英離脱後の輸入品は離脱直後から税関審査-英国の猶予に応じず

  • EU単一市場を組織的に守っていく-駐英EU大使
  • 英国は移行期間終了後、EUからの輸入手続きに半年間の猶予設定

欧州連合(EU)は英国からの輸入品に対して、2021年から完全な税関審査と検査を義務づける。英国はEUからの輸入で6カ月の猶予期間を設ける計画だが、同様の措置はとらない。

  バレデアルメイダ駐英EU大使は18日、英王立国際問題研究所のオンラインセミナーで、「合意を強力かつ組織的に実施していくという点で、英国にはEUを信頼してもらっていい。そうすることによって欧州単一市場を確実に守る」と発言。税関審査に猶予を設ける英国と同様の措置をとるのかとの問いに、「英国の決定は留意するが、EUの側で決定が必要、あるいはそれを願うという時点にはない」と述べた。

  英国とEUが年内に自由貿易協定で合意するとしても、企業には大量の新たな書類手続きと費用が生じる。両地域間の貿易では税関申告が必要になり、動物由来の製品については衛生証明書を取得しなければならず、正しい書類をそろえないと国境で輸出入が滞るリスクがある。

  同大使は「この新たな現実を、皆が完全に理解しているとは思わない」と述べ、「合意が成立してもしなくても、この影響について認知度を高める必要がある」と続けた。

  英政府は7月から、企業にEU離脱移行期間終了後への準備を進めるよう呼び掛ける情報キャンペーンを開始し、経済的な混乱の緩和を狙う。

原題:
EU Says It Won’t Ease Customs Controls on U.K. After Brexit(抜粋)

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