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任天堂株が2年3カ月ぶり高値、巣ごもり需要に長期化観測

  • 2カ月に渡るもみ合いを上放れ、株価は一時4万8970円まで上昇
  • 売り方が買い戻し迫られる状況に-あすなろ投資顧問の藤井氏

任天堂株が2カ月に渡るもみ合いを上放れ、2年3カ月ぶりの高値となった。新型コロナウイルス感染による巣ごもり長期化でゲーム需要が持続するとの観測が強まり、足元で蓄積された売り圧力を跳ね返そうとしている。

  任天堂は17日に一時2.9%高の4万8970円と、2018年3月以来の日中高値を付けた。昨年12月とことし4月の高値水準である4万7000円台を先週に抜けて以降、上値追いに拍車がかかっている。

高値ラインを上抜け

  あすなろ投資顧問の藤井勝行シニアマーケットアナリストは、「この2カ月近く、経済活動再開で巣ごもり需要が減退するとみられ、海外投資家や個人投資家の空売りが増加していた」と指摘。しかし、国内外で感染第2波リスクが高まる中、「巣ごもり需要が改めて見直されていることや外国証券の強気判断も引き続き評価されている」と言う。信用取引では売り残が買い残を上回る状況にあり、「逆日歩がついて売り方が買い戻しを迫られている」と言う。

  中国の北京市は新型コロナの集団感染が広がり、緊急対応レベルを上から2番目の「レベル2」に引き上げ、全ての学校の休業を指示。米フロリダ州では16日、1日当たりの新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多を更新した。

  JPモルガン証の森はるかアナリストは10日付ゲームセクターリポートで、「『with COVID-19』の長期化も想定される中、ゲームはソーシャル・ディスタンスを保ちつつインタラクティブな体験が可能なエンタテイメントとして中期的な需要の拡大が続くと考える」と分析。任天堂については「業績安心感は強く来期以降はカタリストも豊富」などとし、投資判断の「オーバーウエート」を継続した。

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