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Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg
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北朝鮮、非武装地帯への軍の再進出計画を検討-朝鮮中央通信

更新日時
  • 金与正党第1副部長は「敵」に対する軍の行動を警告していた
  • 韓国の脱北者団体による体制批判ビラ散布後に南北関係緊張
North Korean soldiers, background, and a South Korean soldier stand guard at the truce village of Panmunjom in the Demilitarized Zone (DMZ) in Paju, South Korea, on Monday, April 17, 2017. U.S. Vice President Mike Pence encouraged China to take action against North Korea while he met with troops a day after Kim Jong Un's regime defied the Trump administration with a ballistic missile test.
Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

北朝鮮は朝鮮人民軍を韓国との軍事境界線がある非武装地帯(DMZ)に再度進出させる計画を検討している。北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)が16日に伝えた。韓国に対し、脱北者団体による体制批判ビラの散布を強制的に阻止するよう一段と強い警告を発した。

  KCNAによると、同軍総参謀部は「わが軍は南北関係が一段と悪化する現状を注視しており、朝鮮労働党と政府が講じるいかなる対外措置に対しても確かな軍事的保証を提供する用意を十分整えている」と表明した。

  北朝鮮は具体的にDMZのどこに進出する計画なのかは明らかにしなかった。韓国の聯合ニュースによれば、現在は閉鎖されている南北経済協力事業の工業団地がある南西部の開城と、同じく中断されている観光事業がある南東部の金剛山一帯のDMZを指すとみられる。

  北朝鮮の今回の計画は、DMZの設置につながった1953年の朝鮮戦争休戦協定に盛り込まれた条件の削除を求めてはいないようだ。

  また、北朝鮮は偶発的な武力衝突の防止を目指し南北首脳が署名した2018年の平壌共同宣言合意書の履行も求めている。

  韓国の脱北者団体が体制批判ビラを散布したことに北朝鮮側が今月強く反発し、南北の緊張が高まった。金正恩朝鮮労働党委員長の妹、金与正党第1副部長は13日、KCNAを通じて、韓国との関係を断絶する「潮時」が到来したとの見解を示した上で、「敵」に対する次の行動は軍が起こすだろうと警告していた。

  韓国の文在寅大統領はこれに対し、ビラ散布を行った2団体に対する法人設立許可の取り消しに動き、緊張緩和を図ったものの、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチから結社の自由の侵害だと批判を浴びた。

原題:
North Korea Mulls Plan to Enter Demilitarized Zones: KCNA(抜粋)

North Korea Says It May Send Troops Into Parts of the DMZ(抜粋)

North Korea Says It May Send Military Into Demilitarized Zone(抜粋)

(聯合ニュースの情報などを追加して更新します)
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