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Photographer: Chip Somodevilla/Getty Images North America
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FRB、広範な米社債買い入れ開始へ-緊急融資プログラムの一環

更新日時
  • ニューヨーク連銀、適格発行体の債券買い入れを16日に開始
  • 買い入れ戦略ではSMCCFに合わせて作成した米社債指数を活用
WASHINGTON - JANUARY 22: The Federal Reserve building is seen January 22, 2008 in Washington, DC. The Fed cut its benchmark interest rate by three-quarters of a percentage point after two days of tumult in international markets due to fear of a recession in the United States. (Photo by Chip Somodevilla/Getty Images)
Photographer: Chip Somodevilla/Getty Images North America

米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、緊急融資プログラムの1つである「セカンダリーマーケット・コーポレートクレジットファシリティー(SMCCF)」の下で米企業の社債買い入れを開始すると発表した。SMCCFでこれまでに買い入れたのは、上場投資信託(ETF)のみだった。

  買い入れの戦略においては、SMCCFに合わせて特別に設けられた米社債の指数を活用すると、FRBは説明している。

  FRBは声明で、「この指数は、米企業が発行した流通市場の社債で、SMCCFが定める最低格付け条件や最大償還期限といった基準を満たすもの全てで構成されている」と説明。「この指数に基づくアプローチにより、現在実施中のETF購入が補完される」と加えた。 

  企業は同プログラムで示された制限を順守していると証明する必要があったが、こうした潜在的ハードルはFRB内部での指数作成により、取り除かれた。

投資家は歓迎

  FRBの発表後、米国株式相場は日中の最高値に達した。クレジットETFで最大のブラックロックの「iシェアーズ・iBoxx米ドル建て投資適格社債ETF」は一時1.9%上昇。「iシェアーズ・iBoxxハイイールド社債ETF」は一時1.6%値上がりした。

  投資適格社債をデフォルト(債務不履行)から守る保証コストは、FRBが債券購入プログラムの範囲を拡大し一部ハイイールド債も含めた4月9日以来最大の下落。

  BNPパリバの米クレジット戦略責任者ドミニク・トゥブラン氏は「これは非常にポジティブだ。主な理由は、発行体が適格性を証明する必要性が取り除かれたことだ。それがFRBの債券買い入れ能力を損なうと多くの投資家は懸念していた」と指摘した。

  SMCCFは、新型コロナウイルス感染拡大による米経済へのダメージを抑制しようとFRBが3月半ば以降に発表した9つの緊急融資プログラムの1つ。2500億ドル(約26兆8500億円)の買い入れ能力を持つSMCCFは、これまでに約55億ドル相当の社債ETFに投資している。

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  ニューヨーク連銀は別の声明で、適格発行体の債券の購入を16日に開始することを明らかにした。

原題:Fed Will Begin Buying Broad Portfolio of Corporate Bonds (3) (抜粋)

(市場の反応や適格発行体の債券の買い入れ開始日を追加して更新します)
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