コンテンツにスキップする

コロナ影響長期化で「一番いいディールできる」-ミネベアミツミ社長

  • 「M&A失敗の原因は高値買い」銀行の選別見極め安値で買収の姿勢
  • 自動車、航空機、家電向け減少もスマホやゲーム、医療は堅調-受注

ミネベアミツミの貝沼由久社長は、新型コロナウイルスの影響で財務状況が悪化する企業が増えれば、合併・買収(M&A)で「一番いいディールができるタイミング」が来るとの見方を示した。

  貝沼社長は9日のインタビューで、「M&A失敗の最大の原因は高く買うこと」だと説明。コロナ問題の長期化で「傷んでくる会社が多くなり、銀行のトリアージ(選別)が出てくる」のを見極め、将来性があるにもかかわらず再建に苦しむ企業をできるだけ安く買収したい考えだ。

Minebea Mitsumi CEO Yoshihisa Kainuma Interview

ミネベアミツミの貝沼由久社長

  ハーバード大学ロースクール出身で国際弁護士の貝沼社長は、2009年に旧ミネベアトップに就任して以来、19件のM&Aを指揮してきた。17年にはミツミ電機と経営統合しスマートフォンやゲーム機向け部品を強化。その後も自動車部品のユーシンやアナログ半導体のエイブリック買収などで多角化を進めている。

  貝沼社長は足元の受注動向について、自動車、航空機、家電向けが減る中、スマホやゲーム、医療向けの堅調により補完できていると話した。外部環境の変化が激しい中で「会社のサステナビリティ(持続可能性)を高める」ためにもM&Aは重要だとしている。

  ミネベアミツミは任天堂や米アップルに部品を供給する。先行き不透明感から、今期(2021年3月期)の連結営業利益予想について、500億-600億円(前期比15%減-2%増)と幅を持たせている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE