コンテンツにスキップする

ユニリーバ、英国とオランダの本社を統合-英国に一本化へ

  • 以前にオランダへの一本化を計画も英株主の反対で断念
  • 統合により株式ベースの買収や売却で柔軟性高まると期待

英・オランダ系消費財・生活用品メーカーのユニリーバは11日、英国とオランダにある本社を統合し、英国に一本化する計画を明らかにした。

  ユニリーバは一本化は株式をベースとした買収や部門売却での柔軟性を高めるものだと説明し、新型コロナウイルス感染症(COVID19)のパンデミック(世界的大流行)によって柔軟性が一段と重要になっていると指摘した。

  アラン・ジョープ最高経営責任者(CEO)の決断は、前任者ポール・ポールマン氏が目指したオランダへの一本化からの方向転換となる。オランダ本社への統合計画は英国の株主から厳しい反対を受け2年前に断念していた。

Inside The 2020 CES Event

アラン・ジョープCEO

  同社のニルス・アンデルセン会長は記者団との電話会議で、2018年に一本化計画が頓挫したからといって「この問題をあと何年も先送りするつもりはなかった」と述べ、「少なくとも過去40年においてこの転換は必要とされてきたものだ。当社の構造は時代遅れであり、競争力がない」と話した。

  英国、オランダという2カ国の法管轄下にある構造が解消されることによって、株式クラスと流動性プールが一本化されると説明した。

  同社は1年半にわたる戦略的見直しを経て英国への統合を決めた。統合はユニリーバの英法人とオランダ法人の合併によって行い、オランダ・ユニリーバの株主は持ち株1株につき英国ユニリーバの新株1株を受け取るという。

  ユニリーバ株の上場先は引き続きアムステルダム、ロンドン、ニューヨークで維持する計画だ。前回の計画が失敗した一因は、オランダへの統合によって英国で株価指数の構成銘柄から除外されることになり、機関投資家にとって問題が生じる恐れがあることだった。

原題:Unilever to Combine British, Dutch Arms in U.K. in Reversal (3)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE