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銀行・信金貸し出しの伸びが過去最高、コロナで資金需要高まる-日銀

  • 都銀は前年比6.6%増、大企業の予備的資金需要や下請け支援も
  • 預金も過去最高、個人の外出自粛や給付金の払い込み
A television screen displays a news conference held by Haruhiko Kuroda, governor of the Bank of Japan.

A television screen displays a news conference held by Haruhiko Kuroda, governor of the Bank of Japan.

Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg
A television screen displays a news conference held by Haruhiko Kuroda, governor of the Bank of Japan.
Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg

日本銀行が8日に発表した5月の「貸出・預金動向」によると、銀行・信金計の貸し出し(月中平均残高)が前年比で4.8%増加し、過去最高の伸びとなった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で売り上げが落ち込んだ企業の資金需要の高まりを反映した。

  貸し出しの平均残高も562兆5464億円で過去最高。業態別にみると、都銀の伸びが同6.6%増と最も高く、日銀によると、大企業の予備的な資金需要の高まりのほか、「一部には下請けの中小企業の資金繰りを支える観点から、大企業が多めの資金調達を行っている面もある」(金融機構局)という。

  地銀・第二地銀も同3.8%増と前月の同2.9%増から伸び率を高めた。主に中小企業の資金需要を反映したもので、政府の緊急経済対策を受けた実質無利子融資の取り扱いも貸し出しの増加につながっている。

  預金平残は、都銀と地銀・第二地銀の合計で同6.2%増の772兆535億円となり、伸び率・残高ともに過去最高となった。法人、個人、公金預金がいずれも増加しており、先行き不透明感の強まりから企業が手元資金を厚めに確保する動きが出ているとともに、個人の外出自粛に伴う消費の抑制や、政府の対策による特別定額給付金の払い込みなどが背景にある。

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