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弱気派グランサム氏、楽観論に再び警鐘-GMOは株式配分を大幅縮小

  • 将来がこれほど不透明な時期は一度もなかった-四半期報告書
  • 現在の株価と経済状況は「歴史上最も著しいミスマッチの1つ」

弱気な相場予想で知られる著名資産運用者のジェレミー・グランサム氏は、「今の市場は慎重さと辛抱強さがはるかに適切に見える時期に一方的な楽観主義にひたっているようだ」と新たな警鐘を鳴らした。

  グランサム氏が率いる資産運用会社GMOは株式への資産配分を大幅縮小していることを明らかにした。同社の資産配分責任者ベン・インカー氏は4日、顧客向けの四半期報告書でベンチマーク・フリー・アロケーション・ファンドの株式エクスポージャーをネットベースで約55%から25%に減らしたと説明した。

  現在81歳のグランサム氏は同報告書で「将来がこれほど不透明な時代に生きてきたことは一度もなかった」とし、「ここで重要なのは不確実性であり、これはある意味、私の経験の中で最も高まっていると思われる」と述べた。

University Of Oxford And Its Smith School Of Enterprise And Environment Host ReSource 2012

ジェレミー・グランサム氏

フォトグラファー:マシューロイド/ゲッティイメージズfor ReSource 2012

  同氏は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が経済に与えた打撃は株価に反映されていないと指摘。現状の株価収益率(PER)は歴史的に上位10%以内に入る高さだが、米経済はこれまでの下位10%、恐らく同1%に分類される低迷ぶりだとし、「これは歴史上最も著しいミスマッチの1つのようだ」と述べた。

  S&P500種株価指数は3月23日の安値から6月3日までに40%上昇したが、パンデミックで失業率は大恐慌以来最悪となり、経済のほぼすべてのセクターに打撃を与えた。

  グランサム氏は米経済がいつ回復するかについては誰にも分からないと述べ、「ほぼ確実なのは、V字回復の希望が失われたようだということだ」と付け加えた。

原題:
Grantham Sounds Bearish Warning With GMO Cutting Exposure (1)(抜粋)

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