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マリーナベイ・サンズ巡り米司法省が調査-カジノ介した資金洗浄疑惑

  • 元法令順守責任者に資金洗浄の便宜について文書提出など求める
  • 司法省が1月に出した大陪審召喚状の写しをブルームバーグが確認

資産家シェルドン・アデルソン氏が創業したカジノ運営会社、米ラスベガス・サンズの系列リゾートを巡り米司法省が調査を進めていることが明らかになった。シンガポールのマリーナベイ・サンズがカジノ上客の口座の扱いでマネーロンダリング(資金洗浄)防止法に違反した疑いがあるとしている。

  同省は1月、大陪審の召喚状をマリーナベイの元コンプライアンス(法令順守)責任者に送付し、「マネーロンダリングの便宜」と内部財務管理の悪用に関する事情聴取や文書提出を求めた。ブルームバーグ・ニュースが召喚状の写しを確認した。

  検察側はカジノ運営に精通している人物としてこの元責任者にカジノ視察やカジノ勘定を使った第三者貸し出しを介した事例を含む違反についての記録の提示を要請している。

  米国側の調査はまだ初期段階の公算が大きいと関係者はみており、内部告発者に対して報復があったかどうかの立証も目指しているという。

General Views of Singapore Ahead of Summit in Singapore

シンガポールのマリーナベイ・サンズ

写真家:ブレント・ルーウィン/ブルームバーグ

  ラスベガス連邦地検報道官は進行中の調査について確認も否定もしないと述べた。関係者によると、召喚状はカジノ上客への送金を実行したカジノ従業員に関する情報も求めている。

  マリーナベイは不適切行為を巡るあらゆる指摘は真剣な対応がなされ、注意を要する不正行為に関する主張を全て調査していると書面で回答した。関係者によれば、マリーナベイとラスベガス・サンズは司法省から要請を一切を受けていない。

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  マリーナベイは送金ポリシーについてシンガポールでカジノ規制庁の調査対象にもなっている。調査が進行中だとして同庁はコメントを控えたが、マリーナベイに関連して米司法省からの要請は受けていないと説明。ブルームバーグに電子メールで回答し、「マリーナベイ・サンズを含むシンガポールのカジノが、犯罪の影響や搾取から無縁であり続けることを確実にするよう取り組んでおり、いかなる不正送金の疑いも真剣に捉えている」とコメントした。

原題:Adelson’s Singapore Casino Probed Over Laundering Controls (1)(抜粋)

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