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債券下落、米金利上昇やオペ結果受け-長期金利は2カ月ぶり高水準

債券相場は下落。長期金利は2カ月ぶり、超長期債利回りは1年1カ月ぶりの水準まで上昇した。前日の米国市場で長期金利が大幅上昇したことに加えて、日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果が弱かったことが嫌気されて売りが優勢となった。

  • 新発10年債利回りは一時、前日比2ベーシスポイント(bp)高い0.045%と3月24日以来の水準に上昇
  • 新発20年債利回り0.395%、新発30年債利回り0.56%、新発40年債利回り0.59%と、いずれも昨年4月以来の高水準を更新
  • 長期国債先物6月物の終値は20銭安の151円56銭。一時152円47銭まで下落

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 財政赤字でイールドカーブがスティープ(傾斜)化するとの見方が世界的コンセンサスになっており、超長期債中心に外国人投資家の投機的な売り
  • 2、5年も日銀の買いオペが若干弱かったので売られた
  • 残存5-10年オペ通知額が4000億円で、日銀が金利上昇をけん制しなかったことも後場の売りにつながった

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

  • 日銀オペは残存3-5年が水準的にやや弱めだった
  • 残存3-5年は1-3年ほど担保需要が強くないし、買い入れ額が増額されたとは言え10年ゾーンほど日銀のサポートも強くない
  • 超長期ゾーンは6月末までに長めの国債を確保しておきたいという需要があるので崩れはしないが、日銀のサポートがさほど期待できない上、海外金利上昇が重しに
新発10年物国債利回りの推移

日銀オペ

  • 買い入れ額は、今月の日銀オペ計画で2500億~5500億円とレンジ下限が引き上げられた残存期間5年超10年以下が前回3700億円から4000億円に増額
  • 1年超3年以下は3400億円、3年超5年以下は3200億円と前回から据え置き
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)

背景

  • 東京株式相場は5日続伸。日経平均株価終値は0.7%高の2万2863円73銭
  • 米10年物国債利回りは前日の米市場で8bp高い0.82%程度に上昇

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.155%-0.090%0.040%0.390%0.560%0.590%
前日比+1.5bp+2.0bp+1.5bp+1.0bp+2.0bp+1.5bp
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