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ロシア北極圏での燃料流出事故、気候変動が原因か-永久凍土が融解

ロシアのシベリアで大量の燃料が流出する事故が発生し、周辺地域に非常事態宣言が発令された。事故を起こした資源会社は、気候変動が原因の可能性があるとの見方を示した。

  科学者らは長年、ロシア国土の半分以上を占める永久凍土が融解し、建物やパイプラインの安定性に影響が及ぶリスクを警告してきた。環境保護団体グリーンピースは、先週発生したこの事故は北極圏での流出事故としては過去最大規模だと指摘した。

  事故を起こしたのは資源大手ノリリスク・ニッケルで、所有する燃料貯蔵施設からディーゼル油2万トンが流出した。原因はまだ断定されていないが、同社は永久凍土の融解により引き起こされた可能性があるとの見方を示している。北極圏の温暖化は世界の他の地域に比べ2倍のペースで進んでいる。

Aftermath of fuel spillage at combined heat and power plant in Norilsk, Russia

流出した燃料の除去作業(6月2日)

フォトグラファー:Denis Kozhevnikov / TASS via Getty Images

  ジョージ・ワシントン大学のドミトリ・ストレレツキー教授は「原因はまだ確定していないが、気候変動とインフラ関連の複合要因である可能性が高い」と述べた。

  プーチン大統領は3日に非常事態宣言の発令を承認。事故発生から5日ほど経過していた。現地の知事は事故の規模について、発生の2日後にソーシャルメディアを通じて把握。これを知ったプーチン氏は、当局の対応に激怒した。

原題:Huge Spill Stains Arctic and Climate Change Could Be the Cause(抜粋)

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