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アップルCEO、差別の「痛みは今なお存在」-黒人暴行死で社内文書

  • フロイド氏の死は理想の未来を築かなければならないことを示す証し
  • 人種差別問題に取り組む団体に寄付へ-従業員向け文書で表明

アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、米国社会では全ての人があまねく守られているわけではないといった現実が今もなお存在すると指摘した。白人警察官による黒人男性ジョージ・フロイドさんの暴行死事件をきっかけに全米で抗議デモや一部暴徒による破壊や略奪が起きていることを受け、差別や不平等の撤廃を従業員に送付した社内文書であらためて訴えた。

  クック氏は「強く感じながらも無視されることが余りにも多い痛みに照らして、われわれ自身の見方と行動を見直す必要がある」とした上で、「ジョージ・フロイド氏の死は、われわれが『ノーマル』な未来よりもはるかな高みを目指し、平等と正義を極めた理想を実現する未来を築かなければならないということを示す衝撃的かつ悲劇的な証しだ」と述べた。

  ブルームバーグが入手した同文書でクック氏は、人種差別問題に取り組む非営利組織イコール・ジャスティス・イニシアティブなど複数の団体にアップルとして寄付を行うと表明。この他にも6月に従業員による寄付の2倍の額を会社としても寄付するとした。

  アップルは5月31日の各都市での抗議活動を受け、従業員の安全を考慮して大半の国内店舗の営業を暫定的に停止するとした。

アマゾンは配送縮小、アップルは一部休業継続-黒人暴行死でデモ拡大

原題:Apple’s Cook Says ‘Painful Past Is Still Present Today’ in Memo(抜粋)

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