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パウエル議長、前例なきFRB政策措置を擁護-新型コロナ対策

  • 「越えたことのない多くのレッドラインを越えた」-パウエル氏
  • メインストリート貸し付けプログラム、「数日以内」に運用開始

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は29日、新型コロナウイルス感染拡大の悪影響から米経済を守るために米金融当局が取った積極的な行動を擁護した。「メインストリート貸し付けプログラム(MSLP)」の運用は「数日」以内に開始されるとも述べた。

  プリンストン大学グリズウォルド経済政策研究センターが主催したオンラインイベントで、パウエル議長は「われわれはこれまでに越えたことのない多くのレッドラインを越えた」と言明。「まず行動し、それから答えを出すというのが現在置かれている状況だと、私は強く確信している」と話した。

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パウエルFRB議長(ワシントン、今年3月)

  金融当局は次回の連邦公開市場委員会(FOMC)を6月9、10日に控えている。パウエル議長の発言は、当局者が金融政策についての発言を控えるブラックアウト期間前の最後の公式見解となる公算が大きい。

  パウエル議長は運用開始に至っていないMSLPについて問われ、「数日以内に」始まると答えた。MSLPは公開市場にアクセスできない中小企業を支援するよう設計されているとも説明した。MSLPはFRBが新型コロナへの対応で打ち出した9つの緊急融資プログラムの一つ。

  パウエル議長はFRBの緊急支援策を発表しただけでも企業の資金調達の助けになったケースもあると指摘。そうした企業は「大規模なレイオフを回避できている」と司会のアラン・ブラインダー元FRB副議長に語った。「全てのポイントはそこにある。われわれは労働市場のゴールと労働市場支援に重点的に焦点を絞り続ける必要があるだろう」と述べた。

Consumer spending dried up in April as Americans focused on essentials amid virus

  マイナス金利政策に関しては「これが米国で導入する適切な手段だとは、FOMCの他のメンバーにも私にも明確になっていない」と述べ、これまでに示した懐疑的な見方を繰り返した。

原題:Powell Says Fed Crossed Red Lines When Virus Demanded Action (2)(抜粋)

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