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Photographer: Tim Graham/Getty Images Europe
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世界最大の封鎖に放り込まれた野村やバークレイズ-欧州は影響を検証

  • インド政府は3月、全土でロックダウンを開始
  • 一部の銀行、業務をムンバイからインド国外に移した-関係者

世界最大規模のロックダウン(都市封鎖)で世界的金融機関の弱点が露呈した。

  インド政府は3月、全土でロックダウンを開始。グローバル展開している銀行はコールセンターなどバックオフィス部門が一夜にして閉鎖され、アジア3位の経済大国インドでの業務について検証を進めている。

  欧州の規制当局も今週、インドのロックダウンによる銀行業界への影響を分析。リモートワークのためのラップトップパソコンなどインフラ確保の困難が浮き彫りになっている。

  欧州銀行監督機構(EBA)は報告書で、コールセンターなどのサポート機能をアウトソースする動きは「銀行のオペレーションリスクにつながる」と指摘した。

  事情に詳しい関係者によれば、JPモルガン・チェースやバークレイズ、野村ホールディングスは当初、インドでの業務継続を目指した。しかし政府がロックダウンの指示を出した後、銀行のオフィスはほぼ無人となった。

  一部の銀行は業務をムンバイからインド国外に移したと関係者は説明。インドで行っていた一部業務を自国や主要市場の近くに戻すことを検討している銀行もあるという。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。

  JPモルガンの広報担当者(ロンドン在勤)は「関連する全ての政府の指示と政策に従いインド国内の業務を続けている」と述べた。バークレイズと野村の広報担当者はコメントを控えた。

原題:Barclays, Nomura Back Offices in India Face Lockdown Fallout (2)(抜粋)

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