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日本株は大幅続伸、米国株高やワクチン期待で-2万2000円に接近

更新日時
  • NYダウ先物は時間外で200ドル超えの上昇、米国債やドルも上昇
  • ワクチン配布年内の可能性とファウチ氏、SOXは3か月ぶり高水準

28日の東京株式相場は大幅に続伸した。日経平均は2月27日以来ほぼ3カ月ぶり高値で2万2000円に接近した。新型コロナウイルスのワクチンが年内にも配布され感染の第2波が回避できるとの期待や景気の先行きを楽観視して上昇した米国株の流れを引き継いで、世界景気に敏感な半導体関連や電子部品、自動車などの輸出や銀行を中心に買われた。

  • TOPIXの終値は前日比27.87ポイント(1.8%)高の1577.34
  • 日経平均株価は497円08銭(2.3%)高の2万1916円31銭

〈きょうのポイント〉

  • 米国株は3営業日続伸、S&P500種は11週間ぶり高水準
  • 新型コロナワクチン配布、年内の可能性「十分にある」-ファウチ所長
  • フィラデルフィア半導体指数(SOX)は上昇、終値ベースで2月21日以来の高水準
  • NY連銀総裁、米金融当局はYCCを「極めて真剣」に検討

  楽天証券経済研究所の窪田真之チーフ・ストラテジストは、感染が再拡大したとしても新型コロナに向き合って経済を動かしていくしかないという「Withコロナ」の社会的コンセンサスができつつあることを市場が読み取り始めていると話していた。世界的に財政・金融政策を打っても倒産する企業が増えている状況で、ワクチンや治療薬ができるまでの期間に経済を止めることはできないとの見方が強まっているという。

  東海東京調査センターの隅谷俊夫投資調査部長は「日本株にも経済活動が思ったより早くもとに戻るだろうとの期待が一層高まっている」と話した。新規感染者も減少していて外出しやすくなっている中で「直接的な打撃を受けていた業種が買われやすくなっている」とみている。

  野村証券の伊藤高志エクイティ・マーケット・ストラテジストは、前日に米国債やドルなど「米国の資産が広く買われたことも日本株に追い風となる」と話した。

  • 東証33業種では電機、輸送用機器、銀行が値上がり寄与度上位
  • 石油・石炭製品、鉱業、海運は下落
日経平均株価の推移
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