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ギリアドのレムデシビル、無償提供終了後に利益確保との見方

  • 第3四半期にも商業収入を得る可能性とサントラスト
  • 今年の売上高11億ドル、来年約32億ドルとカーノスカス氏は試算

新型コロナウイルス感染症(COVID19)治療薬として米国で緊急使用が認められた米ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬レムデシビルについて、最新状況を踏まえると利益確保を期待できるとの見方がアナリストから相次いでいる。

  ギリアドは最初の無償提供を終えた後、7-9月(第3四半期)にもレムデシビルから商業収入を得る可能性があると、サントラストのアナリスト、ロビン・カーノスカス氏がギリアドの最高財務責任者(CFO)を含む経営陣との対話後にリポートで指摘した。

  カーノスカス氏によると、ギリアドはパンデミック(世界的大流行)再来に備えるため備蓄を目指す各国政府向けの供給に動き、遅くとも7月までの販売開始を経営幹部は見込んでいる。レムデシビルの価格が治療1回分で約1万ドル(約108万円)であれば、今年の世界売上高は11億ドル、来年は約32億ドルに達すると同氏は試算する。

  同氏はギリアド株の投資判断を「売り」から「ホールド」に引き上げ、目標株価も3ドル上方修正して73ドルとした。

Gilead has climbed this year on prospects for remdesivir

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  ギリアドの投資判断を「オーバーウエート」とするパイパー・サンドラーのアナリスト、タイラー・バンビューレン氏は26日のリポートで「死亡率に対する大きな効果はまだ確認されておらず、レムデシビルの価格が最終的にいくらに設定されるかはまだ分からない」と指摘した。ただ過去には、価格が独立系調査機関の臨床経済的評価研究所(ICER)が10日分の投与として勧告した4500ドルなら、ギリアドが確保する売上高は20億ドルを超える可能性があると述べている。

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  ギリアドが中等度の患者を対象とした第3相試験の結果が今週中に判明する見込みで、バンビューレン氏は良好な内容になるとの「確信を今はさらに強めている」と述べた。ゴールドマン・サックスのアナリストらも次の試験で効果が示されると予想し、ギリアドが「少なくとも」ブレークイーブン(収支トントン)を目指すと分析している。

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  ギリアドの広報担当者は最終的にどのように価格を決める可能性があるかとの質問に対し、「足元の供給がなくなる時期は予想しにくい。新たな供給分は7月に提供が始まり、今年末までと来年にかけて供給拡大は続くと想定している」と述べた。

  ギリアドの株価は26日、一時1.3%安となった後、上昇に転じる場面もあったが、結局0.2%安で取引を終えた。

原題:
Gilead Gets an Upgrade With Street Mulling Remdesivir Profit (1)(抜粋)

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