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キャピタルGなど運用大手は株になお強気、重鎮の警告にも揺るがず

  • 政府や中銀の政策支援が背景、他の資産クラスと比べ魅力的との見方
  • ドラッケンミラー、テッパー両氏は株価が過大評価されていると警告

スタン・ドラッケンミラー、デービッド・テッパー両氏らウォール街の重鎮は株価について警鐘を鳴らしているかもしれないが、世界の大口投資家の一部は株式保有を維持あるいは拡大しつつある。

  資産運用会社キャピタル・グループフランクリン・テンプルトンブラックロックのマネーマネジャーやストラテジストは、治療法がない中で新型コロナウイルス感染拡大の第2波の脅威が間近に迫っているにもかかわらず、株式はなお魅力的だと指摘する。

Duquesne Family Office CEO Stanley Druckenmiller Interview

スタン・ドラッケンミラー氏

撮影:Christopher Goodney / Bloomberg

  コロナ第1波が収まりつつあるほか、各国の中央銀行や政府が市場を支えているためで、債券など他の資産クラスに比べて株式は魅力的だと説明している。

  キャピタル・グループのポートフォリオマネジャー、スティーブン・ワトソン氏は「新たな感染者数と死者数の伸び鈍化に勇気づけられている」と語り、「終わりの始まりとまでは言わないが、少なくとも始まりの終わりにいるとは言えるだろう」との見方を示した。

  世界的な株価指数であるMSCIオールカントリー・ワールド指数は感染拡大に伴う下げの半分余りを取り戻し、3月23日に付けた安値から約28%上昇。厳しい経済見通しにもかかわらず株価が回復を続ける中で、ドラッケンミラー、テッパー両氏ら著名投資家は株式のリスクリワードはこれまでで最悪だとしている。

ウォール街の重鎮、株価は過大評価と相次いで警鐘

MSCI All-Country World Index recoups some of its losses

  ワトソン氏は、ポートフォリオにほとんど変更を加えておらず、売却したのは「回復の道のり」が長くなりそうな一部銘柄だけだと説明。ただし、各国中銀は成長再開に必要な政策対応を行う必要があると付け加えた。さらにアジア株について、「新型コロナを巡る比較的明るい見通し」を踏まえると、今後数カ月で力強さを増す可能性が高いと分析した。

Key Speakers At The 20th Annual Sohn Investment Conference

デービッド・テッパー氏

撮影:Andrew Harrer / Bloomberg

  フランクリン・テンプルトンのマルチアセット・ソリューションズ・グループは、株価反発が始まる直前の3月中旬に株式の保有を増やし、資産クラスにおけるポジションを中立に戻した。

  ブラックロックも中立の投資判断を堅持し、あらゆる地域で質の高い銘柄の買いを選好している。

原題:
Mutual Fund Giants Unfazed by Druckenmiller’s Stock Warning (1)(抜粋)

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