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米J&J、タルク原料のベビーパウダー出荷停止-米国とカナダで

  • 発がん性リスクを隠したとして多くの訴訟を起こされている
  • コーンスターチ由来のベビーパウダーは引き続き販売される

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)はタルク(滑石)原料のベビーパウダーの取り扱いを米国とカナダで終了した。この製品はアスベスト混入の疑いで多くの訴訟が起こされており、販売が減少していた。

  J&Jは19日、タルクが原料の数百種類の製品について取り扱い終了という「商業上の決定」を下した後、出荷を停止したと明らかにした。北米消費者部門のキャスリーン・ウィドマー会長は米国とカナダでの販売を数カ月かけて段階的に縮小すると説明。現時点の在庫は供給がなくなるまで小売業者を通じて引き続き販売されるとした。同社の歴史をまとめるブログによると、J&Jのベビーパウダー発売は1890年代に遡る。

  J&Jは2014年以降、タルク由来のベビーパウダーに関連する発がん性リスクを隠したとして多くの訴訟を提起されている。同社の株価は時間外取引で一時0.3%下落した。

  1980年から販売されているコーンスターチ由来のベビーパウダーは引き続き米国とカナダで販売される。ウィドマー氏によると、米国のベビーパウダー消費では75%がコーンスターチ由来、25%がタルク由来。同氏によると、米国以外はその逆で、タルク原料のベビーパウダーが引き続き提供される。

  J&Jのベビーパウダーは現在、米消費者向け衛生部門の売上高の1%にも満たない。同社は発表資料で需要減少の理由として製品の安全性を巡る誤情報や訴訟の影響を挙げた上で、「タルク由来のJ&J製ベビーパウダーの安全性に対し揺るぎない自信を持っていることに変わりはない」とコメントした。

原題:
Johnson & Johnson Discontinues Talc Powder in U.S., Canada (1)(抜粋)

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