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米ダルトン、新生銀コロナ下の自社株買い歓迎ー株主提案可決狙う

更新日時

新生銀行に株主として度々注文を付けてきた米ヘッジファンドのダルトン・インベストメンツは、同行が先週発表した205億円を上限とした自社株買いについて「新型コロナウイルス禍の下での継続的な取り組みに満足している」と評価した。一方、公的資金返済のためにさらなる改革が必要だとして、同行の定時株主総会に提案した独自の取締役候補の選任を求めていく。

  ダルトン共同創業者のジェイミー・ローゼンワルド氏が19日、電子メールでコメントした。ダルトンは、6月17日に開催予定の新生銀の株主総会で、ローゼンワルド氏の社外取締役としての選任を求める株主提案を行っており、可決を目指すという。新生銀取締役会は、この提案に反対を表明している。

  ダルトンはローゼンワルド氏が選任された場合、利益率の低い貸出資産を削減してバランスシートを縮小することや、時価総額の1割超に当たる年450億円程度の大規模な自社株買いを行うことなどを取締役会で提案するとしている。2019年にも同氏を社外取締役候補として提案したが、否決されていた。

  ローゼンワルド氏はまた、SBIホールディングスが足元で同行の株式保有割合を増やしていることを「大歓迎する」とコメントした。

  ブルームバーグ・データによると、SBIHDは9.27%を保有する3位株主。追加取得の経緯については決算資料で、もともと保有していた4.3%の株式について1ー3月の市場混乱で評価損がかさんだため、追加取得で簿価を下げたと説明。今後も同様の目的で追加取得の可能性があるとしている。

  SBIHDは地方銀行との連携による「第4のメガバンク構想」を推進しているが、同社広報担当は新生銀の保有目的は大量保有報告書等に記載通り純投資であり、今のところ第4のメガバンク構想に参加いただく予定はない、とコメントしている。

  新生銀広報担当の下村太郎氏はコメントを控えた。

(第4段落にSBIHDについてのコメントを追加して更新します)
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