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世界原油市場は「いくらか改善」、歴史的な減産で-IEA

  • 5月の産油量は前月比で約12%減少し9年ぶりの低水準へ
  • 第2四半期の需要見通しは引き上げも、消費量は前年比でなお低迷

国際エネルギー機関(IEA)は、世界の原油市場見通しが「いくらか改善した」との認識を示した。需要が予想よりも若干強まった一方で、供給は厳しい価格下落によって抑制された。

  14日発表されたIEAの月報によれば、5月の世界産油量は前月比で約12%減に相当する日量1200万バレル減り、9年ぶりの水準に低下するという「歴史的な減産」となる見通しだ。石油輸出国機構(OPEC)とその他産油国から成る「OPECプラス」が協調減産に入ったほか、米国なども生産縮小を余儀なくされている。

Pain Hits All Producers

IEA sees big supply losses compared with the fourth quarter of 2019

Source: IEA

  IEAは「供給サイドが市場の力を見せつけられ、低価格という痛みが全ての産油国に影響を及ぼした」とし、「OPECプラスの減産合意の枠外の国々でも、大幅かつ予想以上に速いペースの減産が見られる」と指摘した。

  IEAは4-6月(第2四半期)の世界需要見通しを日量320万バレル引き上げて7930万バレルとした。ただ新型コロナウイルス感染拡大の影響で同四半期の消費量は前年同期比で日量約2000万バレル、20%程度下回る見込みだ。

原題:IEA Sees Oil Market Improving Amid Historic Drop in Production(抜粋)

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