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ロシアSWF、ファビピラビルが新型コロナで「有望」な試験結果

  • 治験参加者の60%が投与から5日目の検査で陰性-暫定結果
  • RDIFは国内での迅速なファビピラビル承認を目指している

政府系ファンド(SWF)のロシア直接投資基金(RDIF)は新型コロナウイルス患者を対象とする臨床試験で、抗ウイルス薬ファビピラビルが有効である可能性が示されたと明らかにした。RDIFは同薬のプロジェクトに出資している。

  RDIFはChemRar Groupとの合弁を通じ、モスクワ、ニジニノブゴロド、スモレンスクにある18の診療所で臨床試験を進めている。治験では参加者の60%が投与から5日目の検査で陰性となり、こうした暫定結果は「有望」だとRDIFのキリル・ドミトリエフ最高経営責任者(CEO)は指摘した。ロシアは新型コロナの問題が深刻化しており、RDIFは国内での迅速な承認を目指している。

  ファビピラビルは富士フイルム富山化学の抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」の有効成分。中国で3月に実施された非無作為化の研究では、抗HIV薬の投与群に比べウイルスが早く消滅したという結果が出ている。

  ロシアでの治験は患者330人が対象で、4月に開始した。ドミトリエフ氏によると、治癒率はファビピラビル投与群で60%、対照群で30%。

  RDIFはファビピラビルのプロジェクトに1億5000万ルーブル(約2億2000万円)を投じている。

原題:
Russian Wealth Fund Says Favipiravir Trial for Covid ‘Promising’(抜粋)

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