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ユーロ圏経済は今年7.7%縮小、来年6.3%拡大へ-EU春季経済見通し

  • 南欧諸国の打撃大きく、域内にゆがみ-ユーロ圏の将来危うい事態も
  • ギリシャやイタリア、スペインのGDPは今年9%超の減少と予測

欧州連合(EU)は過去最悪の深刻な景気低迷に見舞われており、この危機をうまく乗り切ることができなければユーロ圏はその未来さえ危ぶまれる。欧州委員会が厳しい見解を示した。

  欧州委が6日発表した春季経済見通しによると、新型コロナウイルス感染拡大を抑えるため各国が導入した大規模な制限措置が響き、今年のユーロ圏経済は7.7%縮小し、失業率や公的債務の水準が大幅に上昇する。

Pandemic Fallout

European Commission predicts euro-area GDP will contract 7.7% in 2020

Source: Eurostat, European Commission

  この見通しの中で欧州委は、観光業への依存度や企業・家計への支援能力がEU各国で異なることから、新型コロナ危機で域内の南北格差が一段と広がり、ユーロ圏が限界に追い込まれる恐れがあると警告した。

  今回の危機以前から債務水準が域内平均よりもすでに高かったギリシャやイタリア、スペインは、今年の国内総生産(GDP)が9%余り縮小すると予測。一方、ドイツやオランダは7%未満の減少が見込まれている。域内共通の何らかの救済策がなければ域内にゆがみが生じ、ユーロ圏そのものの安定を脅かしかねないと欧州委は指摘した。

Debt Load

Euro-area debt is predicted to increase to 102.5% of economic output

Source: European Commission

  欧州委のジェンティローニ委員(経済・財務担当)は声明で、「こうした格差が単一市場とユーロ圏を脅かす。しかしながら、欧州として団結し、断固たる行動を取ることでその影響を緩和することは可能だ」と述べた。  

  来年のユーロ圏経済は6.3%の成長を予測し、国際通貨基金(IMF)が先月発表した成長率予想の4.7%を上回る楽観的な見方を示した。

Southern Devastation

Europe’s tourism-dependent economies poised for nosedive this year

Source: European Commission

原題:Euro-Area Survival Put at Risk From Uneven Virus Shock, EU Warns(抜粋)

  

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