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ドイツ憲法裁、ECBのQEプログラムに修正命じる-3カ月以内に

  • ECBの行動を阻止する判断ではない-憲法裁長官
  • QEのバランス検証促す、財政ファイナンス禁止の違反は認めず

ドイツ連邦憲法裁判所は5日、欧州中央銀行(ECB)の債券購入プログラムについて継続は可能だとしつつ、複数の懸念事項があるため3カ月以内に政策が適法である根拠を示す必要があるとの判断を下した。

  憲法裁の判断はECBの危機対応にハードルを設けることになるが、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)は判断の対象外と明示したことから最終的な影響は抑えられるとみられる。

  7対1で決定された憲法裁の判断によれば、ECBの量的緩和(QE)プログラムは欧州連合(EU)条約による裏付けがないため、QEの適法性を問題視しなかったドイツ当局の行動は憲法に違反する。

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判決言い渡しのため開廷するドイツ連邦憲法裁判所(5日、カールスルーエ)

  INGドイツのチーフエコノミスト、カルステン・ブルゼスキ氏は「端的に言えば、ドイツ連邦憲法裁は財政ファイナンスを禁じる規則の違反は認めなかったが、ドイツ政府と議会はECBの決定に異議を申し立てるべきだったということだ」とツイッターで指摘した。

  ドイツ連邦銀行(中央銀行)の報道官は今すぐにはコメントできないとした。

  ドイツ憲法裁は、QEが広範な経済分野にどのような影響をもたらす可能性があるかの議論がECBで欠けており、これらの問題やQEのバランスを検証することでEU法に沿った形にできるとの見解を示した。

  憲法裁判所のアンドレアス・フォスクーレ長官は、今回の判断は「ECBがバランスに関するガイドラインの下で自らの行動を精査し、それを立証する義務に関してのみ懸念を示すもので、本質的にECBの行動を阻止するものでは全くない」と説明した。

原題:German Judges Give ECB 3 Months to Fix QE Program (2)(抜粋)

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