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ゴールドマン運用者、コロナ後の世界に照準-株式投資の銘柄選別

Goldman Sachs headquarters stands in New York, U.S.

Goldman Sachs headquarters stands in New York, U.S.

Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg

新型コロナウイルス感染拡大で経済が大打撃を受け、市場が混沌(こんとん)として数カ月が経過した。決算発表シーズンの荒波にもまれた米S&P500種株価指数の構成銘柄は、リターンでみる勝ち組と負け組のばらつき(ディスパージョン)が過去10年平均の2倍に近い状況となっている。

  この状況こそがアクティブ運用者にチャンスを与えていると、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントでファンダメンタル株式の共同責任者を務めるケイティ・コッチ氏は指摘する。同氏が助言するファンドは今年に入り、80%の割合でベンチマークを上回る成績を残している。

Key Speakers At The Goldman Sachs 10,000 Small Businesses Summit

ケイティ・コッチ氏

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  コッチ氏は先週の電話インタビューで、「このディスパージョンを活用し、相場全体ほど回復力には富んでいなかったため、伸びしろがその分大きい銘柄を見つけるのがいいだろう」と指摘。「回復チャンスがある銘柄探しには、超大型で非常に強靱(きょうじん)なテクノロジー銘柄以外に目を向ける必要がある」と続けた。

  具体的にコッチ氏のチームは新型コロナ危機後の世界に注目。在宅勤務がさらに浸透する可能性がある一方、労働者の大半はオフィスに復帰する公算が大きいとみて、その恩恵を受けそうな業種として育児サポートやケータリング、決済サービスを含む中小企業向けソリューションを挙げる。

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  また、同氏のチームは危機にいったん置かれた人々は最終的に外に出掛けて充実した人生を送りたいと考える傾向があると分析。「モノよりも体験を重視するミレニアル世代の風潮が徐々に回復すると予想している」と説明し、旅の計画を可能にするテクノロジー企業を含め、一部旅行関連銘柄が恩恵を受ける可能性があると指摘した。

  さらに、コロナ危機後もデータとその迅速な取得を求める傾向は続くだろうとして、米国内外で第5世代(5G)移動通信システム投資が促進される可能性を挙げ、5Gソリューションに注力する一部の半導体関連銘柄の株価とバリュエーションの間にずれが生じているとも指摘した。

原題:How a Goldman Sachs Manager Is Preparing For a Post-Covid World(抜粋)

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