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バークシャーの手元資金、過去最大に膨らむ-株価急落でも食指動かず

  • 1-3月期営業利益は6%増、保健事業の投資ポートフォリオが寄与
  • 事業の大部分にマイナスの影響、比較的軽微なものから深刻な打撃も

米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資・保険会社バークシャー・ハサウェイが2日発表した3月末時点の手元資金は、過去最大の1370億ドル(約14兆6500億円)となった。新型コロナウイルス感染拡大を受け、米経済活動停止の影響が広がり始める中にあって保有現金が膨らんだ。

  バフェット氏は長年にわたり株価がもっと魅力的な水準になるのを待ち構えていたが、1-3月(第1四半期)の株式相場急落は、同氏にとって食指が動く好機とは映っていない様子が浮き彫りとなった。同社は4月に60億ドル余りの保有株式を手放しており、手元資金はさらに増える可能性があるとしている。

  バークシャーのこうした姿勢は2008年の金融危機の際とは対照的だ。同社は当時、潤沢な手元資金を投じて魅力的な優先株の取得や、経営破綻の瀬戸際にある事業の救済に乗り出していた。

  バークシャーの1-3月期の営業利益は約6%増の58億7000万ドルだった。主に多大な株式ポートフォリオの555億ドルもの含み損により、純損益が497億ドルの赤字となったものの、保険事業の投資ポートフォリオの好調がカバーした。

Berkshire Hathaway Holds Annual General Meeting Via Livestream

ライブ配信の年次株主総会で話すバフェット氏(5月2日)

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  同社は当局への2日の届け出で、「新型コロナ感染症(COVID19)封じ込めの取り組みが3月後半に強化され、4月も継続される状況にあって、当社の事業の大部分にマイナスの影響があり、そうした打撃はこれまでのところ比較的軽微なものから深刻なものにまで及んでいる」と説明した。

  バークシャーの株価は四半期ベースで約10年ぶりの大幅下落となったが、同社は自社株買いを減らした。一方、4月の株式売買は61億ドルの売り越しで、1-3月期の18億ドルの買い越しを大きく上回った。

Throwing Off Cash

More money has gone into Buffett's cash pile than stock markets recently

Source: Company filings

Wild Ride

Berkshire's massive stock portfolio leads to big swings in profit

Source: Company filings

原題:Buffett Stays on Sidelines With Cash Rising to $137 Billion (3)(抜粋)

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