コンテンツにスキップする
Subscriber Only

政府が緊急事態宣言延長へ、専門家意見踏まえ期間判断-コロナ

更新日時
  • 5月7日からかつての日常に戻るのは困難、持久戦覚悟を-安倍首相
  • 専門家会議・尾身氏はもう一段の努力必要との認識-西村再生相

安倍晋三首相は30日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて5月6日まで全国に発令している緊急事態宣言の期間を延長する方針を示した。延長幅は専門家の意見を聞いて判断するという。

  2020年度補正予算の成立後、記者団に語った。安倍首相は医療現場の過酷な実態を考えると「現状は大変厳しい」と指摘した上で、「5月7日からかつての日常に戻ることは困難と考える。ある程度の持久戦は覚悟しなければならない、率直にそう申し上げなければならない」との認識を明らかにした。「延長の期間がどの程度になるかについては専門家に話を伺いたい」とも述べた。

  安倍首相は発言に先立ち、専門家会議の尾身茂副座長と会談。尾身氏は専門家の現時点での意見として感染者数の大幅増が回避できているものの、8割の接触削減に向け、今一段の取り組みが必要との認識を示した。同席した西村康稔経済財政担当相が記者会見で明らかにした。

  NHKは30日、政府の専門家会議が非公式会合で全国を対象に引き続き宣言を延長すべきだとの認識で一致したことが分かり、政府は対象を全国としたまま1カ月程度延長する方向で調整を進めていると報じていた。

  厚生労働省によると、国内の感染者数は29日までの集計でチャーター便帰国者や空港検疫も含めて1万4000人、死亡者数は400人を超えている。東京都の小池百合子知事は30日夕、インターネットで配信した動画で都内の新たな感染者数は46人だったと発表した。2日連続で50人を下回ったが、小池知事は「ここで気を緩めると、元の木阿弥」として引き続き外出自粛を呼び掛けた。

都内の新たな新型コロナウイルス感染者数の推移

出所:東京都

備考:30日午後7時までの発表を基に作成

(安倍首相の発言など詳細を追加し、更新しました)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE