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IPO指標のサイバーセキュリティ株高値波乱-マザーズ指数反落

更新日時
  • Cクラウドは3日連続ストップ高後、一転してストップ安
  • 開通やドラフトなど直近IPO銘柄の一角も上昇の勢い失う

ウェブセキュリティーなどを開発するサイバーセキュリティクラウドが急騰後に一転売りに押され、高値波乱となった。直近の株式新規公開(IPO)銘柄のリード役とみられていた同社株の変調は市場心理にも影響を与える可能性がある。

  21日の東京株式市場でCクラウドの株価は一時、前日比7000円(18%)高の4万5050円まで買われ、3日連続でストップ高を付けた。3月26日に新規上場した同社株の公開価格は4500円で、ちょうど10倍まで買われた。しかしその後は一転して売り注文が膨らみ、終値は7000円(18%)安の3万1050円とストップ安となった。

ストップ高後にストップ安

  あすなろ投資顧問の藤井勝行シニアマーケットアナリストは「新型コロナショックをきっかけに個人の資金が株式需給の良いIPO銘柄に向かう中でも、セキュリティー、クラウド、AIと人気テーマがそろっているCクラウドは指標的な存在だった」と指摘。ただ、「買うから上がる、上がるから買うという需給相場はいったん大口の売りが出ると逆回転となりやすい。過去に初値から10倍で株価が勢いを失った人気銘柄の連想も働いたようだ」と話した。

  「Cクラウド株への高値警戒感は同銘柄の人気に刺激されて上がっていた他の銘柄にも波及する可能性がある」と藤井氏。この日は開通ドラフトミアヘルサといった直近IPO銘柄の一角も失速した。

  上昇基調だった東証マザーズ指数は4.2%安と7営業日ぶりに反落。マザーズ市場の売買代金は概算で1846億円とことし最多だった。

7営業日ぶり反落
(株価情報などを更新し、最終段落にマザーズ指数の値動きを追加します)
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