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米国株が続伸、週間では2週連続高-経済活動再開への楽観

17日の米国株式相場は続伸。各国企業・組織が急いでいる新型コロナウイルス感染症(COVID19)治療薬探しに希望の兆しが見える中、米国各地で近くロックダウン(都市封鎖)が解かれ、経済が浮上し始めるとの観測が広がった。

  • 米国株は続伸、ダウ704ドル高
  • 米国債は下落、10年債利回り0.64%
  • ドル下落、株上昇の中で利益確定売り
  • NY原油は急落、18年ぶり安値近辺-中国統計など悪材料相次ぐ
  • NY金先物は続落、経済活動再開の可能性を意識

  S&P500種株価指数は前日比2.7%高の2874.56。ダウ工業株30種平均は704.81ドル(3%)上昇し24242.49ドル。ナスダック総合指数は1.4%上昇した。米国債は下落。ニューヨーク時間午後4時49分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.64%。

  S&P500種は週間ベースでは2週連続高。トランプ政権が経済活動再開の指針を公表したことが支えとなった。個別銘柄ではギリアド・サイエンシズが買われた。抗ウイルス治験薬レムデシビルの投与を受けているCOVID19の患者グループに「発熱や呼吸器官症状の急回復が見られている」と報じられた。アップルは下落。同社株式に対する投資判断をゴールドマン・サックスが「ニュートラル」から「売り」に引き下げた

  Eトレード・ファイナンシャルの投資戦略担当マネジングディレクター、マイク・ローウェンガート氏は、治療薬に対する希望や経済活動再開を巡る楽観で市場は活気づいたとした上で、「こうしたものは比較的、不安定だ。短期的な不確定要素は依然として多い」と述べた。

  外国為替市場ではブルームバーグ・ドル・スポット指数が0.5%低下。週間では0.1%上昇と、上げを縮小した。米経済活動再開の可能性に関する楽観的な見方で株式相場が上昇する中、利益確定売りが見られた。ドルは主要10通貨すべてに対して下落。円に対しては0.3%安の1ドル=107円56銭。対ユーロでは0.3%安の1ユーロ=1.0874ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は急落。石油輸出国機構(OPEC)が前日示した原油需要の減少見通しや、この日明らかになった中国経済の縮小といった悪材料が続き、一時13%安となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は1.60ドル(8.1%)安の1バレル=18.27ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は26セント高の28.08ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。中国経済が1-3月に1992年以降で初めて縮小したことより、製造業回復や米経済活動再開の可能性の方が相場に響いた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は1.9%安の1オンス=1698.80ドルで終了。

原題:Stocks Extend Weekly Rally on U.S. Reopening Plan: Markets Wrap、Dollar Pares Weekly Gain Amid Reopening Talk: Inside G-10、Oil Can’t Shake 18-Year Low Amid Surging Supply, Bleak Demand、Copper and Iron Ore Rally With Restarts in Focus as Gold Drops(抜粋)

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