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米失業保険申請は525万件、過去10年に創出した雇用が1カ月で消失

更新日時
A pedestrian passes a boarded up store in the SoHo neighborhood of New York on April 11.
A pedestrian passes a boarded up store in the SoHo neighborhood of New York on April 11. Photographer: George Etheredge/Bloomberg

米労働省が16日発表した先週の新規失業保険申請件数は525万件に減少したものの、なお極めて高い水準が続いた。ここ1カ月での申請件数は合計2200万件となり、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動停止で、過去10年間に創出された雇用が事実上全て消失した。

キーポイント

  • 新規失業保険申請件数(11日終了週)は525万件
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は550万件
    • 前週は662万件(速報値661万件)に修正
  • 過去4週間の失業保険申請件数は合計2200万件
    • 2009年半ばに始まった景気拡大期に創出された雇用は約2150万人
Filings for U.S. unemployment benefits post fourth straight week in the millions

インサイト

  • 今回の統計は、失業率が現在少なくとも17%前後となっていることを示唆
    • 事業閉鎖の影響がレストランやホテル以外にも広がっていることを示唆
    • システムの技術的問題などで未処理となっていた申請分が処理されたことも、高水準が続いている要因の一つ
  • ただ、大半の州では季節調整前ベースで新規申請件数が前週から減っており、この急激なペースでの雇用喪失がわずかではあっても減速し始めていることが示唆される
  • 失業保険の継続受給者数は4日までの1週間に453万人増加し、過去最多の1200万人となった

Covid-19 Takes a Toll on Labor

Jobless claims per 100K of workforce since March 15

Source: U.S. Department of Labor; U.S. Bureau of Labor Statistics

Note: Data as of April 16th

エコノミストの見方

ドイツ銀行のシニア米国エコノミスト、ブレット・ライアン氏:

  • 歴史的に見て極めてひどいデータであることは間違いないが、最新の数字は、失業率が20%超といった一部の予想よりはやや低い水準になることを示唆している
  • 新規失業保険申請件数は2週連続で減少しており、当初の失業の波という点で見れば既にピークを付けたのかもしれない

州別データ

  • カリフォルニア州が最多で約66万1000件(季節調整前)-前週は91万9000件
  • 2番目はニューヨーク州で約39万6000件、続いてジョージア州(31万8000件)、テキサス州(27万4000件)
  • 統計の詳細は表をご覧ください

原題:U.S. Jobless Claims Top 5.2 Million, Erasing a Decade of Gains(抜粋)

(詳細を追加し、更新します)
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