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FRBの緊急対策「恐らく終わっていない」-クリーブランド連銀総裁

  • 新型コロナ感染拡大で非常にひどい経済統計が出てくるだろう
  • 米経済の回復がV字型かU字型になるのかは現時点で分からず

米クリーブランド連銀のメスター総裁は10日、新型コロナウイルス感染のパンデミック(世界的大流行)から米経済を守るための連邦準備制度理事会(FRB) の緊急行動は恐らくまだ終わりに達していないとの認識を示した。

  メスター総裁は10日にシティークラブ・オブ・クリーブランドが主催したオンライン討論会で、「恐らく終わっていないだろう」と述べ、当局が実行可能なツールがあれば常に模索し「必要だと思えば実行する」と語った。

Bank of France Governor Francois Villeroy de Galhau And Federal Reserve Bank of Cleveland President Loretta Mester Interviewed At GIC Conference

メスター総裁

写真家:Marlene Awaad / Bloomberg

  米金融当局は新型コロナのパンデミック(世界的大流行)による米経済への影響を緩和するため積極的な対策を打ち出しており、最大2兆3000億ドル(約250兆円)の緊急資金供給プログラムを導入。政策金利をゼロ付近に引き下げている。

  FRBは必要に応じて追加策を講じる「火力」がまだあり、追加支援が必要になり得る分野として州・地方政府財政を取り上げているが、メスター総裁は米財務省が主導的役割を果たすべきだとも述べた。

  今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つメスター総裁は経済情勢について「2月はさまざまな面で極めて好調だった。今は閉鎖状態にある。非常にひどい経済統計が出てくるだろう」述べ、米国が活気のあるV字型の回復を遂げるのか、長期にわたるU字型の回復になるのかは現時点で分からないと語った。

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原題:
Mester Says Fed ‘Likely Not Done’ in Steps to Aid Economy (1)(抜粋)

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