コンテンツにスキップする
Subscriber Only

新型コロナ重症患者の68%が症状改善、ギリアドのレムデシビル投与後

  • コンパッショネート使用制度の下で抗ウイルス治験薬を投与
  • 人工呼吸器を装着した患者30人のうち17人は機器を外すことが可能に

米ギリアド・サイエンシズが新型コロナウイルス感染症(COVID19)の重症患者に提供している抗ウイルス治験薬レムデシビルは、初期の分析で有望性が示された。新型コロナ感染の初の治療法が見えてくる可能性があるとの期待感が浮上した。

  米医学誌ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシンで発表された報告では、呼吸支援を必要とする米国と欧州、カナダの患者53人を追跡。約半分が人工呼吸器を、4人が人工心肺バイパスを使用していた。

  生命を危険にさらす疾患の患者に例外的に未承認薬へのアクセスを認める「コンパッショネート使用(CU)」制度の下で全員がレムデシビルを最長10日間投与された。18日間で患者の68%は症状が改善。人工呼吸器を装着した30人のうち17人は機器を外すことができた。患者の半数近くは最終的に退院し、13%は死亡した。死亡率は人工呼吸器を装着していた患者群が最も高く、18%が死亡した。

  ロサンゼルスのシーダーズ・サイナイ病院の疫学担当ディレクター、ジョナサン・グレイン氏はギリアドの発表資料の中で、「これらのデータから決定的な結論を導き出すことはできないが、レムデシビルを投与された入院患者グループの観察結果は希望が持てる」と述べた。ギリアドはレムデシビルを提供し、分析にも貢献した。

原題:
Two-Thirds of Severe Covid-19 Improved on Gilead’s Remdesivir(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE