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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Cojp

WTO予測:今年の貿易は最悪で32%減少も、楽観シナリオでも13%減

  • 来年には貿易、GDPいずれもプラスへの回復を予測
  • 今の決断が未来の回復の姿や世界の成長見通しを決定する-事務局長

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によって、国際貿易は戦後最も壊滅的な打撃を受ける恐れがある。世界貿易機関(WTO)が予測した。

  WTOは8日発表したリポートで、今後数年間の世界貿易で考えられるシナリオとして2種類を示した上で、公衆衛生の危機という前例のない事態がもたらし得る結末は多岐にわたる可能性があると指摘した。

Ugly Numbers

The World Trade Organization says 2020 trade could fall as much as 32%

Note: World Trade Organization 

  まず楽観的なシナリオでは財の貿易が今年、世界で13%減少するが、来年には21%増加する。昨年の貿易は0.1%減少だった。このシナリオでは国内総生産(GDP)は今年2.5%減少するが、来年は7.4%増に回復すると見込まれている。

  一方、悲観的なシナリオによれば財の貿易は今年、最大で32%減少し、来年24%増加する可能性がある。GDPは今年が最大8.8%減、来年は5.9%増と予測されている。

  楽観的なシナリオが現実となった場合でも、減少率は2009年の約12%に匹敵する。悲観的なシナリオならば、世界貿易は大恐慌以来の急激な落ち込みとなる。

  WTOのアゼベド事務局長は声明で、「ひどい数字としか言いようがない」としつつ、「しかし急速かつ力強い回復は可能だ。今の決断が未来の回復の姿や世界の成長見通しを決定する」と促した。

原題:WTO Says 2020 Global Trade Collapse May Be Worst in a Generation(抜粋)

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