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東京の新型コロナ感染者が1日最多の97人、累計で684人

更新日時
  • 安倍首相から外出自粛要請を、コロナで緊急事態宣言なら-都知事
  • 都市部の感染増に危機感も「ギリギリ持ちこたえている」-安倍首相

東京都は2日、新たに97人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。都が1日に発表する数としては最多。うち33人は感染経路を調査中という。都内で確認された感染者は累計で684人となった。

  小池百合子知事は2日、過去最多となった97人の感染者数について「大変多いと思う。間もなく3桁というような数字でこれが最大であることを願っている」と記者団に語った。

  今後の医療提供体制については、軽症患者を移す宿泊所として都が保有する施設やホテルなどを確保していく考えを示した。東京五輪の選手村については「選択肢の一つにはあるが、選手村そのものが完全にできているわけではない」と述べた。病床は2日時点で700床を確保したことを明らかにした。小池氏の発言はNHKがウェブサイトで中継した。

緊急事態宣言

  東京などで感染者が増加していることで政府が特措法に基づく、緊急事態宣言を発令するかどうかが焦点になっている。 

  政府が緊急事態宣言を発令した場合、指定された区域の都道府県知事は住民への外出自粛要請、施設の使用制限の指示、医薬品、食品などの収用などができるようになる。

  小池氏は2日昼、テレビ朝日の番組で、国が仮に緊急事態宣言を発令した場合、安倍晋三首相自らが都民に外出自粛を要請してほしいと語った。夜間や週末の外出自粛などを独自の判断で要請しているが、「緊急事態宣言なるものでつながって対応しているんだという、それを見せていただくのとそうでないのでは違ってくる」と述べ、国の後押しを促した。

  政府に求める具体的対応としては、「外出自粛をお願いしているところを、国からお願いしてほしい。やはりここは安倍さん、マスクしながらぜひ、言っていただきたい」と語った。

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マスク姿で国会答弁する安倍首相(1日)

   

  政府の専門家会議は1日発表した提言で、東京都や大阪府など直近1週間の新規感染者数が急増している「感染拡大警戒地域」では期間を限定した外出自粛や、10人以上が集まる集会や家族以外との会食などを控える要請を自治体が行うよう促している。

  一方、大阪府の吉村洋文知事は2日、記者団に対し、東京で感染者が急増している状況などを踏まえ、「国家として緊急事態宣言を出すべきだ」との認識を示した。対象となる地域の候補は「東京と大阪なんだろう」とした。

国会報告

  安倍首相は2日午後の衆院本会議で東京都との連携について問われ、「東京を含む首都圏で急速な感染拡大を回避することは極めて重要であり、小池知事とは緊密に連携し、同じ危機感を持って対応している」と述べた。

  ただ、現在の国内の感染状況については「まだ全国的かつ急速なまん延という状況には至っておらず、ギリギリ持ちこたえているという状況」と述べ、現時点では緊急事態宣言に該当しないとの認識を示した。

  緊急事態宣言に関し、衆参両院の内閣委員会は、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法の採決にあたって、仮に発令する場合は国会に事前報告するよう求める付帯決議を採択している。

  安倍首相は衆院本会議の答弁で、国会への対応について「皆さまの理解が得られるよう、どのように報告するかも含めてしっかりと検討する」と語った。

 

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(東京都の発表や大阪府知事のコメントを追加し、更新しました)
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