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ソフトバンクG、元ゆうちょ銀専務の星野氏を自己資金投資担当に

更新日時
  • 佐護副社長の直属、ゴールドマン出身者から相次いで幹部採用
  • ファンドの資金調達に苦戦、「自分で投資するほかない」と識者

ソフトバンクグループは1日、投資企画部を新設し、ゆうちょ銀行で市場部門専務執行役員を務めた星野泰一氏が部長に就任すると発表した。ソフトバンクGの資金での投資の企画・立案を担当する。

  星野氏は同日付でソフトバンクGに入社し、ゆうちょ銀で上司だった佐護勝紀副社長兼CSO(チーフ・ストラテジー・オフィサー)の直属となる。主に他社から調達した資金を運用するファンド事業に逆風が吹く中、自己資金投資の体制を強化する格好だ。

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ソフトバンクGの孫正義社長

  新型コロナウイルス感染拡大を受けた世界的株安で、ソフトバンクGの投資事業は苦境に追い込まれている。保有株式が下落しているほか、会社更生手続きを申請した通信衛星ベンチャーのワンウェブなど資金繰り難に陥る企業も出てきた。スタートアップに投資するビジョン・ファンド2号の規模は12兆円に達する見通しだったが、計画は白紙となっている。

  ニューホライズンキャピタルの安東泰志会長は、新型コロナウイルスで1号ファンドの投資先の含み益が減る中、2号ファンドの資金調達はさらに難航すると分析。資金が集まらない以上、ソフトバンクGは「自分で投資していかなくては仕方がない」と話した。

  ソフトバンクGの自己資金投資を巡っては、不動産などへの投資を統括するリアルアセット投資部を2019年に新設し、ゴールドマン出身の木本啓紀氏を部長に起用。佐護副社長の業務執行を支援する投資戦略統括CSO室長にもゴールドマン出身の長尾至氏が就いた。

(2段落以降に背景などを追加しました)
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