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【欧州市況】株は四半期ベースで02年以来の大幅安、ユーロ圏債が下落

31日の欧州株は上昇。イタリアで新型コロナウイルス感染拡大のペースが落ち着きつつある兆候が見られ、投資家の間に楽観が広がった。第1四半期(1-3月)の最終日となったが、四半期ベースでは2002年以来の大幅な下落を記録した。

  主要株価指数のストックス欧州600は1.7%高。四半期では23%値下がりした。この日はエネルギーや旅行・レジャー関連株が買いを集めた。銀行と通信株は下落した。

  四半期ではストックス600を構成する19業種がいずれも下落、特に旅行・レジャー関連の下げが大きかった。ただ、最近は新型コロナの影響に対処するため欧州や米国が打ち出した異例の景気刺激策を追い風に、株価が上昇している。

European stocks cap worst quarter since 2002, but recent gains have tempered drop

  ピール・ハントのストラテジスト、イアン・ウィリアムズ氏は「相場の反発は相当な売りを浴びた水準からの戻しだ。急落した相場では大幅な上昇がある」と述べた。各国政府や中銀がさらなる刺激策を打つ余地がもうあまりないことを考えると、投資家は新型コロナに関するデータの改善を待つ必要があるだろうと指摘した。

  欧州債市場ではポルトガル債が下落。同国はシンジケート団を通じて7年債を発行する。アイルランドは私募形式で100年債を1億ユーロ発行した。ベルギーがシンジケート団を通じて発行した7年債(80億ユーロ規模)は、570億ユーロを上回る過去最高の注文を集めた。

  ポルトガル10年債利回りは13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して0.87%。ポルトガルを中心に周辺国債のパフォーマンスはユーロ圏の他国債を下回った。

  ドイツ債と英国債はとくに中期債以降で売られ、イールドカーブがスティープ化。英債務管理庁(DMO)は4月の債券発行額を従来計画の2倍以上となる450億ポンドに増やすと発表した。

  ドイツ10年債利回りは3bp上げてマイナス0.46%、フランス10年債利回りは4bp上昇してマイナス0.01%、イタリア10年債利回りは5bp上昇して1.52%。

原題:European Stocks’ Worst Quarter Since 2002 Ends on Positive Note(抜粋)

Portugal Bonds Lead Euro-Area Debt Declines: End-of-Day Curves(抜粋)

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