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東京の新型コロナ感染者、1日最多の78人で累計500人超に

更新日時
  • 「重大局面変わらぬ、さらに増えつつあり大変懸念」-小池都知事
  • 安倍首相と小池都知事が会談、感染状況など意見交換

東京都は31日、新たに78人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。1日では最多となり、累計で521人となった。

  小池百合子知事は現状について「感染爆発重大局面ということについては変わりがない。さらに増えつつある、大変懸念する状況だ」と述べ、拡大防止への協力を改めて求めた。記者団への発言をNHKがウェブサイトで中継した。

  都の発表では78人のうち、感染経路が分からない人が調査中も含め49人いた。共同通信によると、都は既に感染していた患者のうち7人の死亡も明らかにしたと報じた。

  東京では3月下旬になって感染者数が急増。25日以降は40人以上の日が続き、29日には68人となった。30日は13人だった。西村明宏官房副長官によると安倍晋三首相は31日、小池百合子知事と会談し、都内の感染状況などについて意見交換した。政府は4月1日午後6時から新型コロナ感染症対策本部を開催する。

新型コロナ感染者数が都内で急増

出所:東京都

備考:30日現在の累計感染者数

  コロナ対策の特措法を担当する西村康稔経済再生担当相は31日午前の記者会見で、日本の現状に関して「ギリギリ持ちこたえている状況」であり、「現時点ではまだ緊急事態宣言が必要な状態ではない」との認識を示していた。

  小池都知事は30日夜の記者会見で、厚生労働省のクラスター対策班から、夜間から早朝にかけて営業しているバー、ナイトクラブ、酒場など接客を伴う飲食業の場で感染したと疑われる事例が多発しているとの報告を受けたとして、こうした場への出入りを控えるよう求めた。

  対策班のまとめた資料によると感染経路が不明な人のうち38人はキャバレー、ナイトクラブ、バー、酒場などへの出入りとの関連が疑われるという。対策班メンバーで北海道大学の西浦博教授は30日の会見で、最近2週間で分かった感染経路不明な患者の30%に相当するとして、都内での感染拡大は「夜の街での特定の業種での伝播(でんぱ)を止めることができると、まだ制御できる可能性がある」と話した。

(都の発表などを追加し、第1、2、3、4段落を更新しました)
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