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3月30日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株が急反発、ヘルスケアけん引-原油一時20ドル割れ

  30日の米株式相場は急反発。新型コロナウイルス感染を迅速に確認できる検査キットの普及に向けた取り組みで楽観的な見方が出始め、買いが膨らんだ。

  • 米国株は急反発、ヘルスケア株に買い
  • 米国債は反落、10年債利回り0.73%に上昇
  • ドル指数が5日ぶりに上昇、対円では107円台後半
  • NY原油続落、一時20ドル割れ-ブレントは18年ぶり安値
  • NY金先物は続落、1オンス=1643.20ドルで終了

  S&P500種株価指数はここ5営業日で4日目の上昇。過去1週間では17%高。ヘルスケア株の上げが目立った。ナスダック100指数は4%近く上昇し、主要株価指数の上げをけん引した。新型コロナ感染の陽性確認を最短5分間で判断できる検査機器を公表したアボット・ラボラトリーズは急伸。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)はワクチン候補を発表した。

  S&P500種株価指数は前営業日比3.4%高の2626.65。ダウ工業株30種平均は690.70ドル(3.2%)高の22327.48ドル。ナスダック総合指数は3.6%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.73%。

  ドルは広範に上昇。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.7%高と、5営業日ぶりに上げた。ドルは対円では0.2%安の1ドル=107円76銭。一方、ユーロは主要10通貨の大半に対して下落。欧州準中核国の国債利回りが上昇したことを嫌気した。対ドルでは0.8%安の1ユーロ=1.1048ドル。

  ロベコのファンダメンタル株式の世界責任者、ファビアナ・フェデリ氏は「ボラティリティーは続くだろう」と予想。「数多くのニュースが流れ、その一部は悪いものになる。大流行を巡る懸念や企業の財務状況を巡る懸念が出てくる可能性がある。一方、明るいニュースも伝わるだろう」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅続落。新型コロナを封じ込めるためのロックダウンが世界の経済大国で相次ぎ、市場は需要減・供給過剰に押されている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は1.42ドル(6.6%)安の1バレル=20.09ドルで終了。20ドルの大台を割り込む場面もあった。ロンドンICEの北海ブレント5月限は2.17ドル安の22.76ドルと、2002年3月以来の安値で終えた。

  ニューヨーク金先物相場は続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.7%安の1オンス=1643.20ドルで終了。

原題:U.S. Stocks Rebound With Health Care Adding Boost: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Gains Broadly, Euro Slips as EGB Yields Rise: Inside G-10(抜粋)

Oil Crashes to 18-Year Low With Broken Market Drowning in Crude(抜粋)

Investors Clamoring for Gold Push ETFs Toward Record Quarter(抜粋)

◎欧州市況:株上昇、製薬銘柄中心に買い-ドイツ債が上昇

  30日の欧州金融市場では株が上昇した。新型コロナウイルスに関する最新動向や対応策をこなす格好で買いが入った。

  主要株価指数ストックス欧州600は1.3%上昇。製薬や石油、テクノロジー、化学セクターが買いを集めた。週初に同指数が上昇したのは3月上旬以来。先週は週間ベースで2011年来の大幅高だった。

  ユーリゾンSLJキャピタルのスティーブン・ジェン最高経営責任者(CEO)は「各国政府や中央銀行は全力を尽くしており、このリセッション(景気後退)を可能な限り短期で終わらせようとする能力や姿勢に疑いの余地はない」と発言。「株式やリスク資産はすでに底をつけた可能性があり、この先のリスクは上方向に傾いているとみている。中銀や財政当局の動きに逆らうようなポジションを建てるべきではない」と続けた。

  スイスの製薬メーカー、ロシュ・ホールディングやノバルティスは特に上昇した。オランダのASMLホールディングも高い。同社は1-3月(第1四半期)の売上高見通しを下方修正し、自社株買いの中止を発表したが買いを集めた。一方、銀行株で構成される株価指数は下落した。

  欧州債市場ではドイツ債が上昇。逃避目的の買いが背景。パフォーマンスはユーロ圏の他国債を上回った。イタリア債は下落。コンテ首相がスペイン紙パイスとのインタビューで、反欧州連合(EU)の機運が高まる恐れがあると述べたことが手掛かりだった。イタリアは31日に国債を発行する。

  一時は中核国、準中核国債の10年債利回りが全てマイナス圏に低下する場面があった。この日、準中核国債のパフォーマンスは中核国債を下回った。

  イタリア債は下落。ドイツ債とのイールドスプレッドは20ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して200bpとなった。

  英国債は10年債を中心に上昇。イングランド銀行(英中央銀行)は買いオペを31日に再開する。

  ドイツ10年債利回りは3bp下げてマイナス0.5%、フランス10年債利回りは1bp下げてマイナス0.62%。イタリア10年債利回りは16bp上げて1.48%。

原題:Bunds Lead Euro-Area Gain, BTPs Drop; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

European Stocks Extend Last Week’s Rally Led By Pharma Shares(抜粋)

(米国市況を更新します)
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