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米J&J株急伸、コロナワクチン開発で米政府との取り組み開始発表

  • 開発・製造で約10億ドル投資-米厚生省のBARDAと折半で負担
  • 2021年初めにも緊急使用許可に基づき初回分が提供できる可能性

30日の米株式市場で米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の株価が急上昇した。同社はこの日、新型コロナウイルス向けワクチンの開発・製造で米政府と約10億ドル(約1080億円)規模の取り組みを開始すると発表した。

  発表資料によると、J&Jは1月から手掛けているワクチン開発をさらに進めるため米厚生省の生物医学先端研究開発局(BARDA)と協力する。10億ドルの投資額はJ&JとBARDAが折半で負担すると、同社広報担当者は説明した。

  J&Jは10億回分のワクチン生産能力構築を開始する計画で、2021年初めにも緊急使用許可(EUA)に基づき初回分を提供できる可能性があるとしている。臨床試験は今年9月までに開始する計画だ。

  J&Jのアレックス・ゴースキー最高経営責任者(CEO)はブルーバーグTVとのインタビューで、同社は有効性を調べるための臨床試験実施に注力するとともに、生産拡大を進めると説明。「第1四半期までには、ワクチン自体やその時点で提供可能な量について見通しがはるかにはっきりすると見込んでいる」とした。

  同社は利潤を追求しないアプローチをとる方針を示した。開発用に2種類の予備ワクチンもあるとしている。

  J&Jの株価は8%高で引けた。

原題:
J&J Surges After $1 Billion Vaccine Deal With U.S. Government(抜粋)

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