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伊ウニクレディト、配当と自社株買い中止-ECB勧告を受け

  • こうした例外的な時期に配当を控えるは適切-ECB銀行監督委員長
  • ECBは少なくとも10月まで配当先送り勧告、新型コロナ感染拡大で

イタリアの銀行ウニクレディトは29日、配当と自社株買いを中止すると発表した。株主還元強化に向けたジャンピエール・ムスティエ最高経営責任者(CEO)の計画にとっては後退となる。

  今回の決定は、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的流行)で市場が打撃を受ける中で、少なくとも10月まで配当を先送りするよう銀行に求める欧州中央銀行(ECB)の勧告を受けた措置。

  ECB銀行監督委員会のエンリア委員長はECBウェブサイトへの27日のブログ投稿で、「こうした例外的な時期に配当支払いを控えるのは社会的企業責任の観点から全く適切だ」とコメントした。

  ムスティエCEOは昨年12月に新たな戦略を打ち出し、2023年末まで配当や自社株買いを通じて株主に還元する利益の割合を増やすと約束していた。同行は19年の年間配当として1株当たり0.63ユーロを予定しており、取締役会は最大4億6700万ユーロ(約559億円)相当の自社株買い計画を承認していた。

  取締役会は10月あるいはECBが勧告を変更すれば、方針を見直すとしている。

原題:UniCredit Suspends Dividend, Buyback as ECB Takes a Tougher Line、ECB Pushes Banks to Hold Dividends Until October on Virus (1)(抜粋)

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