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ギリアド、レムデシビルのアクセス拡大-新型コロナへの効果で期待

  • 未承認薬への例外的アクセス認める制度で1000人余りに提供された
  • 複数の治験で初期の結果は数週間以内に報告される可能性とCEO

ギリアド・サイエンシズは抗ウイルス治験薬レムデシビルについて多数の新型コロナウイルス感染症(COVID19)重症患者への緊急使用を加速させるためアクセスを拡大する方針だ。ダニエル・オデイ最高経営責任者(CEO)が28日付の公開書簡で明らかにした。

  オデイCEOは電子メールで配布した書簡で、生命を危険にさらす疾患の患者に例外的に未承認薬へのアクセスを認める「コンパッショネート使用(CU)」制度に基づいてレムデシビルを患者1000人余りに提供してきたが、これを「拡大アクセス」のプログラムに転換すると説明した。

  「拡大アクセスでは医療機関や医師が同時に多数の重症患者向けでレムデシビルの緊急使用を申請できる」とし、「実施できる拠点網構築に多少時間はかかるが、この方法で最終的により多くの人々のための緊急アクセスが加速する」とした。

  新型コロナ患者に対する有効性を調べるため中国などで複数の治験が実施されている。初期の結果は数週間以内に報告される可能性があると、オデイCEOは説明。承認されれば、同社は「レムデシビルを最も必要とする患者に使用できるように入手しやすさとアクセスの確保に取り組む」とした。

  また「こうした緊急性は、承認薬がない現状と患者の切実なニーズを踏まえたものだ」とした上で、「治験薬であるレムデシビルが全世界で使用に向けて提供される前に有効性と安全性を確保する責任がある」と強調した。

原題:
Gilead Expands Access to Experimental Coronavirus Drug (1)(抜粋)

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