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ソニー、新型コロナが上方修正打ち消し-ゲームソフト開発遅れも

更新日時
  • CMOSセンサーはスマートフォン減速により販売に影響する恐れ
  • 世界各国での外出制限は映画や音楽事業にも逆風

ソニーは27日、新型コロナウイルス感染拡大が今期(2020年3月期)業績に与える影響について、2月公表の上方修正を打ち消す規模になるとの見通しを発表した。

  発表によれば、ゲーム分野の影響は軽微となる見込みだが、ソフトウェア開発が遅れるリスクを注視する。CMOSイメージセンサーは、原材料の調達も含め生産への影響は軽微。ただスマートフォンの減速により、販売に影響する恐れもある。

  マレーシアの工場閉鎖や供給網・店舗の混乱により、テレビやカメラ、音響機器の生産や販売も停滞している。世界各国での外出制限は、映画や音楽事業にも悪影響を与えた。

  今期の決算発表は4月30日を予定しているが、感染拡大により遅れる可能性がある。また業績への影響は来期も継続すると見込んでいる。

  2月の発表では、今期の営業利益計画を従来比4.8%増の8800億円に上方修正していた。ただ十時裕樹最高財務責任者(CFO)は会見で、今後の事態の進展によっては「上方修正を打ち消す規模の大きな影響が出る可能性も否定できない」と述べていた。

事業影響
ゲームソフト開発が遅れるリスクを注視
音楽新曲のリリース遅れ、広告の減少や楽曲ライセンスの減少。日本国内で主催する公演やイベントの延期、中止
映画映画製作・テレビ番組制作を停止。一部作品の劇場公開日の変更も
テレビ・カメラ・音響機器マレーシア工場が稼働停止。供給網の混乱や世界的な外出制限、小売店の閉鎖で生産や販売に影響
半導体スマートフォン市況の減速により販売影響の懸念も

 

(新型コロナによる影響の詳細を追加しました)
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