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失職した米国人、失業保険手当の申請に殺到-ミシガン州は通常の20倍

  • 今週の失業保険新規申請件数、300万件への急増も
  • 申請件数の処理能力よりも失業保険手当の財源確保が重要な課題に

米ミシガン州では先週、10万8000人を超える労働者が失業保険手当を申請した。これは通常の20倍だ。各州が運営する失業保険システムは新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、大きな負荷がかかっている。

  先週の米新規失業保険申請件数は、前週比33%増の28万1000件と、8年前のハリケーン「サンディ」襲来後以来の大幅増を記録した。S&Pグローバル・レーティングスによると、今週発表される失業保険申請件数は1982年に記録した過去最高の4倍となる300万件に達する可能性もある。

  W.E.アップジョン・インスティテュートで公共雇用政策を研究するシニアエコノミスト、クリストファー・オリアリー氏によれば、時間はかかるが州当局には多くの失業保険申請を処理する事務能力はあると指摘する。

  より大きな課題は失業保険手当の資金だ。同氏が今月共同でまとめた研究報告によれば、連邦政府からの援助があったとしても、米国が深刻なリセッション(景気後退)に陥れば、最大21州・地域で失業保険手当の財源が赤字となる恐れがある。そうなれば財務省からの借り入れを余儀なくされる可能性があり、州はさらに債務を負うことになる。

  一部の州では2007-09年のリセッション時に発行した失業保険手当を賄うための債券を18年12月時点でもまだ返済を続けていたという。

原題:Fired Americans Send Unemployment Websites Crashing Down (2)(抜粋)

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