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東京が新型コロナ感染拡大を警戒、小池知事は「首都封鎖」に言及

更新日時
  • 就職、進学で上京の春迎え、若年層のクラスター発生の恐れ
  • 専門家会議も大都市圏でのオーバーシュートに警鐘

7月から開催予定だった東京五輪・パラリンピックの延期が決まったが、国内の新型コロナウイルス感染者数は、欧米諸国と比べ増加ペースが緩やかなものの、都市部では増加傾向に歯止めがかかっていない。東京都の小池百合子知事は都内で爆発的な感染拡大(オーバーシュート)が見られた際には、都市を封鎖する「ロックダウン」にも言及し、警戒を呼び掛けている。

Key Speakers at Milken Institute Japan Symposium

東京都の小池百合子知事

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  小池知事は23日の記者会見で、今後3週間が「オーバーシュートが発生するか否かの大変重要な分かれ目」であるとして、4月12日まで大型イベントの自粛やスポーツジムなどの利用を控えるよう要請。就職や進学で上京する人が多い時期を迎え、発見が困難な若年層のクラスター(感染者の集団)が発生する恐れがあると指摘した。

  今後さらに感染が拡大した場合について小池氏は、「都市の封鎖、いわゆるロックダウンなど強力な措置をとらざるを得ない状況が出てくる可能性がある」との認識を示した。

  東京都が発表した感染者数は24日に17人と最多記録を2日連続で更新。24日夜、東京五輪の延期で合意した安倍晋三首相と国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の電話会談に同席していた小池氏は終了後、新型コロナウイルス感染症への対応について「東京としてもまずはこれに打ち勝つことが何よりも大きな目標だ」と記者団に語った。

東京都が発表した感染者数の週単位での推移

3月22日以降は3日間の合計

出所:東京都

  政府の専門家会議は19日に公表した見解の中で、国内の感染状況は「引き続き持ちこたえている」としながらも、一部の地域で感染拡大が見られ、爆発的な感染拡大を伴う大規模流行につながりかねないとした。その可能性は「人が密集し、人の出入りが多い大都市圏の方がより高いと考えられる」と警鐘を鳴らしていた。

(24日発表の感染者数などを追加し、第1、4段落を更新しました)
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