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プーチン大統領、原油生産でサウジの「脅し」に屈しない-関係者

  • プーチン氏、強力な指導者としてのイメージを保つ狙い
  • ロシア、サウジよりも長く持ちこたえられることに自信-関係者

ロシアのプーチン大統領は原油生産を巡り対立するサウジアラビアには屈しない見通しだ。ロシア政府はサウジの要求を脅しと見なしており、世界のエネルギー市場を混乱させている価格戦争が続くことを示唆している。

  前例のない2大石油輸出国の衝突により、原油価格は1バレル=20ドルを下回る水準に押し下げられる恐れがある。それでもロシアが最初に折れて休戦を求めることはないだろうと、同国政府の方針に詳しい関係者が指摘した。

Russia's Putin Delivers Annual Address

プーチン大統領

  この関係者によると、プーチン政権は今回のような危機のための準備金を数年間かけて積み立ててきた。ロシアはサウジが価格戦争の引き金を引くとは考えていなかったが、今のところサウジよりも長く持ちこたえられることに自信を持っている。

  政府に外交政策や経済について助言する国営シンクタンク、 世界経済国際関係研究所(IMEMO)のアレクサンダー・ディンキン所長は「プーチン氏は圧力に屈しないことで有名だ」とし、「国益を守り、強力な指導者としての政治的イメージを保つため」厳しい競争に臨む用意があることを示してきたと指摘。関係者の1人も、大きな損失が生じるとしてもプーチン氏は譲歩する人物ではないと語った。

   ロシアの損失はすでに目に見える形で表れており、通貨ルーブルは下落、経済はリセッション(景気後退)に向かっている可能性がある。国家予算は原油価格40ドル強を前提としているため今年は財政赤字に陥る公算が大きく、政府系ファンドの資金に頼らざるを得ない恐れが生じている。

原題:
Putin Won’t Submit to What Is Seen as Saudi Oil-Price Blackmail(抜粋)

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