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全銀協会長:邦銀保有CLOへの影響、現状では軽微-新型コロナ

  • 経済指標悪化はかなりの期間続く、原油安続けば与信費用見込む必要
  • 株価下落、月末までに改善しないと保有株式の減損損失避けられず

全国銀行協会の高島誠会長(三井住友銀行頭取)は19日の会見で、新型コロナウイルス感染拡大により経済指標の悪化が続くとの見通しを示す一方、邦銀保有のローン担保証券(CLO)への影響は現時点では軽微との認識を示した。

  高島会長は、「経済指標の悪化がかなりの期間続くことを想定しないといけない」と指摘。原油価格の下落については、「この水準が続くとなると、エネルギーセクターで一定程度の与信費用を見込む必要がある」との見方を示した。

  一方、新型コロナ対策で各国の中央銀行がドル資金を供給していることについて、「資金繰りの観点から効果は大きい」と述べた。

  また、地方銀行への影響については、「自己資本は相応にある。与信コストが増えてもすぐに金融仲介機能は阻害されない」と説明。格付けの低い企業への融資を束ねて証券化した商品であるCLOに関しては、その中でも邦銀が保有しているのはほとんどが最上位格付けであり、「現状、影響は軽微」との認識を示した。

  足元の株価下落については、「月末までに改善しないと、一般論として一定程度の保有株式の減損損失が生じるのは避けられない」と指摘した。

  

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